2019-01-01から1年間の記事一覧

ポピュリズム、ポピュリズムと言われ過ぎると、なんでもそういうレッテルを貼る形になるため、何を言いたいのか具体的に言うべきだという話を見た。これは非常によくわかる話で、今の話に簡単にファシズムだのヒトラーだの言うのはおかしいと、このブログで…

このところ選挙の度に、投票先がなくて棄権するしかないわたしは、本来ならば自分が政治家になるのが誠実だと思うが、それはしんどいし、いきなりはできない。だからまず、身の回りの小さな世界を整えて、その小さな世界だけでも守りたいと思っている。大き…

小幡績PhDの行動ファイナンス投資日記:サマーズ、スティグリッツのMMT理論批判が誤っている理由 財政赤字が削減できないのは、少なくとも先進国では日本だけで、EU加盟国はGDP比3%以下という条件を多くの国が達成しているし、それぞれの国内に批判…

ポピュリズムを経済要因だけで語ることができるかというと、きっとそうではないのだろう。 ファシズムが経済要因だけでは説明できず、他の社会的・文化的・心理的背景(時に文明史的背景)を考慮に入れないといけないのと同じことだ。 逆に経済要因だけでも…

私はポピュリズムが大嫌いで、「もっと真面目にやらんかい!」といつも思うのだが、左派ポピュリストが障害者を担いだ件は、みんな本当にどうかしていると、腹立たしい思いが拭い去れないでいる。 ネットで一番言われているのは、 「それでも、国会が障害者…

政治家とも行政とも密接に関係している、日本を代表するはずの企業が、暴力団とズブズブだ、ということがあまねく知れるということは(最初から知れているにしても)、普通に考えるとその時点でその会社自体がどうにかなってもおかしくない。 倫理的には実際…

前々からよく分からないのが、日本の首相が維新の会とつるんでいることと、吉本興業と密接な関係を持っていることで、この二つの要素は基本的に同じ線で考えるべきものと思っている。 これに森友問題も重なる部分もあるわけだが、まあろくなものではない。 …

木村幹のTwitterをよく見ていると書いたが、木村は日本も韓国も外交が下手だと書いている。きっとそうなんだろうと思う。 私は、自分に対して甘い態度をとるのは気持ち悪いと思うので、自分が日本人である以上、日本の右翼が言うような甘い態度はとりたくな…

木村幹のTwitterをよく見ているが、国際政治学をやろうと思ったら、自分が対象とする国の言語を勉強しないとだめだという話をしていて、もっともだと思った。 私はたまたまイタリアと縁があった。イタリア人の反応がいかに他国の人間から見て奇妙にみえるこ…

老年が若い有権者を挑発しながら、投票を促す動画、というのを見た。 単に投票行動を促したいだけなら分かるのだけれども、この老年が揃って保守的で逃げ切ることだけを考えている、という設定になっている。 もしも、この動画によって若い人たちが左派に投…

結局、障害のある人には特別な配慮を無理やりしない、というのが、私のポリシーになった。無論、障害そのものに配慮をしたり、手助けするのは当然だ。言いたいことはそういうことではなく、善悪の判断基準のようなものを、障害があるからと言って、甘くした…

障害のある子供が学校に通い出して、バリアフリー化工事をしたので、その一人のためだけではなくて、その後にも障害のある子供が通えるようになってハッピーでした、という話を見た。 それ自体は大変結構な話だと私も思うが、たいていそこで終わらない。とい…

「安倍さん勝ったら後期高齢者の医療費負担が倍」枝野氏(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース ■枝野幸男・立憲民主党代表(発言録) 年金の2千万円の報告書が目立っていて影で隠れていますが、財政審議会というところが、同じときに建議している。後期高…

無知な大衆はダメなのでインテリが革命を起こしてなんとかする、というのは、18世紀末にナポリで失敗済みだ。この失敗に対する反省が、のちのちに影響を与えているそうだ。 無知な大衆を教化しようというのも、たとえば日本の戦後左翼の種々の活動が結局失…

これは国境を超えると思うが、政治がらみの話で一番イヤなのは、「あんた、今与党のそれ褒めてるの、与党を支持してるからってだけで、野党が主張したらボロクソに言うだろう」とか、「あんた、今野党のそれを褒めてるの、野党を支持してるからってだけで、…

小幡績PhDの行動ファイナンス投資日記:なぜ米国の一流経済学者が日本に二流のアドバイスをするのか しかし、阿呆なりに学んだのは、これが米国一流経済学者が日本にリフレ政策やMMT、果てには消費税引き上げ延期、財政出動をまじめな顔でえらそうに提案す…

障害者に国会議員が務まるのかというのは、もちろん、障害の程度によるわけだけれども、脳性麻痺や筋萎縮症の患者に議員活動は、常識的に考えれば無理だろう。 私は個人的な経験から、障害者についてはいろいろ思うところがあって、「健常者と同じように」と…

地方の私立中高で、この十数年は少なからぬ卒業生が中央の官僚になっているような学校の生徒の話を聞いていると、英語の授業がまともでなくなっていることに驚いた。 つまり、英文をきちんと読むという訓練を、私立の進学校クラスの学校でさえまともにやって…

小学校2年生の女の子と、こういう会話をした。 小2「他の人みんな働くのに、社長はなんでえらそうにして椅子に座って働かへんの?」 私「社長さんはね、別のお仕事してはんの。みんなが働きやすいようにするのがお仕事なんよ。せやから、えらそうにいばっ…

ネットには大学の先生が多い。見ていると、特に国公立大学の先生の、資金的時間的な余裕のなさがよく伝わってくる。 まことにもってお気の毒で、何とかしなきゃならんだろうと私も思うわけだが、もう片方で次のことも思わないでもない。 というのも、その当…

私が分からないことの一つは、地球温暖化について、日本でほとんど取り沙汰されていないように見えることだ。 私の住んでいる地域でも、太陽光線がまるで昔と違っているのが感じられるし、なにより気温から何から変だ。 これが、人間の活動に起因しない現象…

こないだも、高校生が面白いことを言っていた。 「生徒会なんて、先生にいい顔をして、内申点稼ぎしたい子しかいませんから」 その子はそう言って憤慨していたが、ああ、そうだろうなあ、と私も思った。 こういう言い方をすると、真面目に生徒会活動をしてい…

大学を出ていない親や子供のいる家庭に対する、ひどい偏見を見た。 私には、大学を卒業していない古い友人たちがいる。彼らは、確かに学校のお勉強はできなかったかもしれないが、社会人としてしっかりやっていて、家庭も持っており、立派に子供たちを育てて…

私のような考えを持っていると、社会的にも経済的にも大変に損だ。 私は生まれも育ちも特殊で、最初はどうやって生きていけばいいのかよく分からなくて、随分回り道をしたし、いまでもしているのではないかと思うが、プールで溺れるようにしながら生きてきて…

学校のお勉強はやらなかったが、賢い人、頭がいい人という人物は実際に存在する。 こういう人は賢いので、賢ぶることは絶対にしないし、真面目に勉強した人、勉強している人に対してそれなりの態度をとる。 ただ、こういう人は非常にまれであって、世間一般…

https://twitter.com/petty_bonitas/status/1142061019662934016 ☕petty_bonitas @petty_bonitas木村先生は良心的な方なんですね。若い時はそういうこと言う子はいくらでもいますよ。しかし成長して大人になったら人生の苦みを知って、若かりし頃の己の視野…

無知がものの役に立ったためしはない: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳) 細かいところまで勉強せよとは言わない。しかし、公的年金とはそもそも如何なるものであるか、そして公的年金制度において「年金返せ」なるスローガンが如何なる、どちら向きのベク…

・源泉の保険料などが高いというのは、つまり現役世代の負担が非常に大きいわけだ。 そこで皆が広く負担する消費税の意味が出てくると、常識的に考えればそういう話になるはずなのに、そこはそういう話にならない合理的な理由が私には全く理解できない。 ど…

https://twitter.com/marxindo/status/1138236977084477440 PsycheRadio @marxindo 「自分は何をやりたいのか」「自分は何のために生きるのか」なんてことを考えなくていいほうがみんな幸せなんじゃないかと思うラジよ。 確かにそうかもしれないが、その代わ…

戦後知の可能性―歴史・宗教・民衆 作者: 安丸良夫,喜安朗 出版社/メーカー: 山川出版社 発売日: 2010/12/01 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 72回 この商品を含むブログ (5件) を見る 天皇の戦争責任問題を回避してきたのは大問題だと思うけれども、「…