2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧
ブロガーHagex刺殺犯「集団リンチがそんなに楽しいか?」: ニュースの社会科学的な裏側 件の事件と全く関係ないところなんだが。 1.ネット・イナゴもSNSの華であること。専門外のことや、専門に近い事でもいちいち調べたり、よく考えたりしてコメントするほ…
先日、近所の小学校の運動会を見物した。その小学校は私が6年間通った小学校であるうえ、知人の子供たちも運動会に出ているので、毎年楽しみにしている。新一年生のダンスというのが、興味深かった。正確にはダンスそのものではなくて、そこに使われている…
常々変だと思っていることの一つに、「日本人が世界を驚かせる」という類の話がある。たとえば白洲次郎がGHQ相手にイギリス人顔負けの英語で一発言ってやった、というどこまで本当か全く真偽不明のエピソードが受ける、その心理が全く理解できない。これは単…
以前から気になっている言説に、「日本では、経営の立場の人間がアホだが、そこを現場の人間が何とかしている」という話がある。本当だろうか。個人的にはこれをはなはだ疑っていて、実際のところは何ともなっていないんじゃないかと思っている。何とかなっ…
日本の首相周りの報道を見ていると、本当に絶望する。これで絶望しなきゃウソだと思うが、そうならない人が少なくないところを見ると、日本人の倫理的な感覚のタガが外れているとしか到底考えられない。・・・ただ、こういう「大きな」話は考えてもしばしば…
日本中世に何が起きたか―都市と宗教と「資本主義」 (洋泉社MC新書)作者: 網野善彦出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2006/05メディア: 新書購入: 2人 クリック: 6回この商品を含むブログ (13件) を見る 裏返していうと、われわれは日本という国の名前を替える…
私は、最近よく言われている「行き過ぎた正義」論からやや距離を置くことにしているのは、このところ書いている通りだけれども、これは前提がある。つまり、意見の多様性は確保されないといけない。・・・私の身の回りや、あるいはニュースやネットを見てい…
随分以前、「政治活動するなら本気でしろ、デモをやるなら本気でやれよ」みたいなことを書くと、デモなんかには気軽に政治参加すればいいじゃないか、なんでそんなにハードルを上げるのかと言われてしまったことがある。なるほど、政党の集会などで、お祭り…
「衣食足りて礼節を知る」という。管子の言葉だそうで、原義についてはよく知らないが、なるほどもっともなこととは言いながら、疑問がないわけではない。というのも、「衣食」足りるのが、いったいどのような状態でどうなったら、そう言えるのか、よく分か…
子供の虐待死が出ると過激になる人が多い。そんな親は死刑にしろという人までいる。気持ちは分からないでもない。しかし現実には、子供の虐待死は過去に比べると桁違いに減少しているそうだ。・・・私は、子供が虐待で死ぬことが問題ではないとは言わないが…
イタリアは、ようやく五つ星運動・北部同盟の連立ができた。問題となっていたパオロ・サヴォーナを、財務大臣からEU担当大臣へと変更することを北部同盟がのんだ。6月2日が共和国の日であるため、ここまで組閣騒ぎを引っ張ることを、各関係者は望まなかっ…
リフレ政策が実現するとは思われてなかった10年以上も前は、自殺と経済政策を結びつけられたりしていた。「正しい」経済政策を打たないから自殺者が多いのだ、というような議論で、菊池誠などは今でもその種のことを言っているようだ。ただ、財務省の近畿…
ネットを眺めていて、自分の「正義」の行きすぎは分かりにくいものらしい、と常々思っている。これは自戒を込めて書いているが、例えばこのブログで取り上げてきたニセ科学批判には、この正義感の行きすぎの問題があるだろう。政治的党派についても同じであ…
よく、経済的に余裕があるから政治問題にリソースを割けるのであって、経済的に余裕がないから政治にはリソースが割けられない、政治よりもその日の暮らしが大切なのは当然だ、という意見をよく見る。それは一面正しくて、一面間違っていると私は常々思って…
自民党が、佐川前国税庁長官らの不起訴で幕引きを図りたい、と考えるのは非常にもっともなことと思うが、しかしこれに追随する人たちはいかがなものか。というのも、刑事事件化することは難しいと以前より言われていたからだ。郷原信郎がその立場で、今年の…