ネットには大学の先生が多い。見ていると、特に国公立大学の先生の、資金的時間的な余裕のなさがよく伝わってくる。

 

まことにもってお気の毒で、何とかしなきゃならんだろうと私も思うわけだが、もう片方で次のことも思わないでもない。

 

というのも、その当の先生がたが、同時に学会内のパワハラやコネ採用などの問題を散々あげつらっていたりする。

 

こういうところをただ愚痴るだけにしておいて、もっと税金を投入してくれと言われても、納税者の理解は得られないのではないか。

 

天下りについていろいろ言ってみても、説得力がでてこないのではないか。

 

論文不正の問題も、ごく一部のおかしな人の所業ではなく、全体的に倫理観念が欠如しているところが問題とも見えるわけで、そこにもっと税金を投入してくれと言われても、納税者は困るだけだろう。

 

はたから見ているだけの私なんかには、そこらの人間よりよほど学問は大事だと考えているにもかかわらず、そういうふうにどうしても見えてしまう。