2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Fire and Fury作者: Michael Wolff出版社/メーカー: Little, Brown発売日: 2018/01/05メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見るトランプ政権1年間のゴシップの集大成として読めば面白い。ゴシップや裏話ばかりなので、ファクトの裏付けな…

産経新聞あたりや、ネットの右派あたりのものが目に入ると、本当に呆れるようなことしか言い出してない。今日もそういう記事を見た。これは左派も同じことをやっているし、数十年前なら今の右がやっていることを左が大々的にやっていたのだろうかと思わない…

2016年のダッカ・レストラン人質事件で、日本人の人質が"I'm Japanese. Don't shoot!"と言って殺されてしまった、という話があった。これに私はずいぶん腹が立ったものだった。というのも、不幸にあった人がそこらのおっさんならまだしも、JICAの関係者…

西部邁がファシズムをネタに変なことを言っていると書いたら、自殺してしまった。東大の先生だった時の西部を知っていて授業を受けていたりすると甘くなってしまうようだが、それというのも、 https://twitter.com/tonton1965/status/955018584412925952 小…

積読中になっていた網野善彦を読んでいると、つくづく、近代的な歴史学が明治維新後に輸入されたことの限界を感じる。網野が何度も指摘しているが、「日本史」と言って、明治に成立した近代国家としての日本が前提されたまま、古代、あるいはそれ以前からの…

講談社学術文庫になっている、網野善彦の「中世再考」に、次のような注釈があった。「日本中世の自由について」という論考に付されている注釈(21)に、 世界史的に見ても、時間を天皇の死によって規定されるという、まことに珍奇きわまる事態をついにいま…

東南アジアのリゾートホテルに泊まった。そこで驚いたのは、日本人向けの日本語カウンターがあったことだ。確かに、宿泊客には日本人が非常に多かった。しかし私が驚いたのは、日本人向けサービスが行き届いていることではなくて、別枠で相手をしないといけ…

小沢一郎あたりが、いまだにイタリアのオリーヴの木をやろうと言うことがある。これが、単に「反自民」勢力が結集しようと言っているだけのように聞こえて、私にはまったく物足りないし、そもそも「オリーヴの木」に対して失礼ではないかとかねがね思ってい…

自民党―「一強」の実像 (中公新書)作者: 中北浩爾出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/04/19メディア: 新書この商品を含むブログ (13件) を見る同書を読むと、自民党が地方組織を固めるために努力してきた過程が書かれてあって、私のような、地方に住…