私が分からないことの一つは、地球温暖化について、日本でほとんど取り沙汰されていないように見えることだ。

 

私の住んでいる地域でも、太陽光線がまるで昔と違っているのが感じられるし、なにより気温から何から変だ。

 

これが、人間の活動に起因しない現象だとは到底思えないわけだが、しかし全くといっていいほど問題視されないのは、どういうことなのだろうか。

 

もちろん、これを言い出すと、大変に困難きわまる問題に直面するわけで、足りない頭で考えても無駄だろう。

 

しかし、問題意識くらいはもっともたれてもよい。

 

先日、イタリアの石油プラントで働いているイタリア人と話したら、日本ではビニール袋など、プラスチックが多すぎると言っていた。この業界は先がないから商売替えしなきゃと自嘲する石油屋に言われたら、もうおしまいではないか。

 

経済問題が大事でないとは思わない。が、他に大事な問題もある。経済だけを最優先にしてものを考えることは許されなくなっているし、だからこそ難しいのだ、そこから逃げてはいけないし、ましてや反っくり返って開き直ってもダメだろう。