このところ選挙の度に、投票先がなくて棄権するしかないわたしは、本来ならば自分が政治家になるのが誠実だと思うが、それはしんどいし、いきなりはできない。

だからまず、身の回りの小さな世界を整えて、その小さな世界だけでも守りたいと思っている。大きくなるならば、自ずから大きくなるだろう。

青年会議所なんぞが、国がダメになると我々の生活がダメになる、だからまず国にしっかりしてもらわないといけない云々と、露骨な国家主義を訴えて平気でいるが、似たような感覚を当然のものとして持っている人はたぶん多い。

しかし、国が破産しようがどうだろうが、私たちはそれとは関係なく生きていかねばならない。

普段そういうことを考えながら、生きている。

政治の話は、せいぜいその次の話でしかない。

それでも、愚にもつかない繰り言を、延々とここに書いているわけだが。