■
https://twitter.com/hazuma/status/1254008807081963521
東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma
ゲンロンαの紹介放送でもいいましたが、ぼくがいま必要だと思うのは「人間にはできないことがある」と冷静に指摘する言論人です。いまは右も左も理系も文系も「打ち勝とう」しかいわない。そしてどんどん社会が壊れていく。どうせ勝てないのなら、負け戦のなかで社会を守ることを考えるべきです。
別に「負け戦」だとは思わないが、「打ち勝とう」系の議論には辟易する。
2月下旬、ちょうどイタリアでアウトブレイクの最初の患者が出る直前に、イタリアのニュースサイトのコメント欄でいろいろ突っかかってみたが、
「このウィルスとの共存を考えなければならないんですよ!」
と書いた瞬間に相手から荒らし認定されたことがある。
当時は、そういう認識が欧州では全く持たれていなかったと思う。今はどうだろうか。
ロックダウンなどのああいうやり方は、欧州の歴史的背景もさりながら、彼らのやらかしの後始末、追い込まれた末の最終手段であって、「対コロナ戦」「ウィルスに打ち勝つ」などのレトリックはそれをごまかしにかかっている、あるいはプロパガンダのためにそう言っている、以上の意味合いはない。
・・・
COVID-19 Strategy: The Japan Model – The Diplomat
鈴木一人先生の記事を受けて、
https://twitter.com/torum/status/1253623040996282368
引き篭もりをするBitDesk@torum
まぁまぁ良しとするか。遅すぎた感もあるけれど、未だに英語圏の報道は異常過ぎる。なんで英語圏のメディアはこういった評価・分析もせずに異様な報道を続けるのか。マジで研究に値すると思う。メディアに自己分析とか反省とかは期待出来ない。だれか学術研究の主題にしてくれないかな。メディアの罪。
研究するまでもない。単なる、日本人差別。とにかく日本がうまくやることが許されない。それだけ。
問題は、そういうメディアを無批判に鵜呑みにしてしまう非日本語話者が非常に多いこと、そうすることで日本についてのステレオタイプな見方が強化されてしまうこと、そして日本人自身が海外メディアに対して批判的な姿勢を保てず、むしろ差別をそのまま内面化してしまうこと。
イタリア語世界でも事情は全く同じで、私の友人たちなぞ、日本に何回も来てよく知っているはずなのに、報道をそのまま鵜呑みにして批判するだけだった。そんな差別をする人たちだとは知らなかったので、友達付き合いをやめた。
ただ、何度も書くが同じことは日本人もやっている。たとえば日本のメディアが韓国をネタにするときに似たようなことをやっているのではないだろうか。