finalventさんがRTしていたtweetから。
https://twitter.com/masafummi/status/942335897441263616

聴覚評論家 中川雅文‏@masafummi
「最近学生が集まらなくて大変という(報道機関の)会社がある」のはしごくとうぜん。
29歳以下の有権者の大半は皆そろって安倍ファン。
新聞が読者層を増やせないのは特定の世代に心地よい傾向を持つからじゃないのだろうか。

finalvent
「などとメディア批判を展開した。具体的な報道内容や根拠は示さなかったが、自身に対する批判的な報道に不満が募っているようだ。」 / “安倍首相「同年代に嫌われ悲しい。新聞愛読者層では」:朝日新聞デジタルhttp://htn.to/7BrXyu
2:09 - 2017年12月17日

安倍大応援団の産経新聞が、20代の若者に人気で優秀な人材が殺到、とかいうことがあるのだろうか。

・・・つまり、無茶苦茶なtweetなんだが(何を思ってfinalventさんがこんなものをRTしたのかは知らない)、ただ、そういえば、20代の若者はだいたい半分の年月を安倍政権下で生きているのだとは思った。

今29歳の人は、有権者となったのは9年前の2008年。福田康夫が総理を辞職し、麻生太郎が後を継いだ。その翌年に民主党政権となる。

個人的には、民主党政権の功罪についてはもうちょっと後にならないとはっきりしないのではないかと思うけれども、難しい時代だったことは間違いない。

少なくとも、安倍晋三が総理に復帰するまでは、1年ごとに総理が変わる状態が続いていたのであって、2012年12月に安倍が総理になってからは政権としては長期安定状態が続いている。

こう振り返ってみると、20代に今の安倍がまともに見えるのも無理はない。

私は安倍政権の評価ももう少しあとにならないと難しいだろうと思うけれど(個人的には「もう無理」というのが正直なところ)、20代の世代が支持するのは当然かもしれない。

問題は、今の状態が本当はまともじゃないのに「まとも」に見えてしまっていること、そこに安住していることではないか。

(30代以上で安倍晋三を支持する理由はいろいろあると思うが、あまり褒められない理由もありそうだというのはここにいくつか書いてきたつもりだ。ろくでもないと思っている。)