かんべえさんが絶叫している。 

かんべえの不規則発言

とりあえずワシはイタリアに深く同情し、これをまったく助けられないEUに腹を立てている。自国のことで手一杯なのはわかるが、せめてECBにイタリア国債を買わせてやれよ、と言いたい。ところがドイツやオランダの緊縮財政主義者はそれを許さない。イタリアの医療制度が崩壊したのは、あんたたちのせいなのに。今から思えば、英国がEUを抜けたのは大正解であった。イタリアもこの騒動が終わったら是非そうしたらいいと思う。医者やマスクを送ってくる中国の方が、まだマシというものだ。

 

 まあイタリア人もしばしばそう思っていて、「今度戦争するときは中国韓国日本と同盟するんだ!」とかいう奴もいるわけで。(イタリアと同盟するのはこっちから願い下げだとよっぽど言ってやろうかと思ったが。今回、イタリアとイタリア人が同盟国としていかに信用ならないかよく分かった。歴史の本で疑問だったところが氷解するような気がしたものだ)

 

ただ、やっぱりイタリア人も悪いものは悪いので、乏しい医療資源にもかかわらず、ちゃっかり横領だけやることはやっていた現実はあり、私が耳にする範囲ですら、ボスがカネをネコババしててね、みたいな話はある。

 

かんべえ先生がそうおっしゃる気持ちはよく分かるけれど、じゃあネコババされるのは承知で、どこの国の納税者が喜んでカネを出してくれますか。人の好い日本人は、イタリアの医療整備のために税金を出してくれますか?と言えば、断固NO!であろう。

 

。。。と、イタリアのために、そんな自慢するほどじゃないけれど寄付をした私は思います。ちょっと早まったと後悔してないと言ったら、嘘になります。