今の日本がいかにダメになっていて、今の日本人がいかに劣悪になっているか、ネットの方々でよく見る。

 

私もそういうことはよく書いていて、たとえば今の政治状況を見ていても、日本人の倫理観念が問われているのに、そういうものに全く答えない、背骨がない反応しかない現状は一体何かとよく思う。

 

「日本スゲー」はもういいのであって、むしろ自分自身を批判的に見るのは良いことでもある。

 

ただ、ここまで来たらもう一歩進んでもらいたいと、眺めていて歯がゆい思いをすることが多い。

 

・・・

 

つまり、

 

「だから日本はダメなんだー」

 

「そーだよねー、日本人のそういうところがなー」

 

で終わってしまっていて、その先の議論が何もない。

 

これでは、「日本スゲー」の裏返しでしかないうえ、何よりその「嘆賞」とでもいうか「観照」とでもいうか、そういう態度そのものが批判されているのではないか、という自覚があるように、とても見えない。

 

ダメだと思うんだったら、行動しろ。日々の生活に生かせ。

 

それをする勇気がないんだったら、単なる臆病だ。義を見てせざるは勇無きなりという。愚痴るだけ無駄なんだから、黙ってたほうが、エネルギーの無駄にならなくていいよ。

 

・・・

 

私の場合は、日々の生活に、批判を生かしていこうと自分なりに努力しているつもりだ。

 

ごくごく身近な日常生活から変えていくことが大事なのだと、私は考えている。ネットで愚痴っているだけでは、どうにもならない。