ネット○○派 part401

あのーーー。。。。


ホメオパシーは批判しまくって、鍼や漢方は許容した菊池誠先生やニセ科学批判の人たちって、反原発運動とやってることは一緒だったんですよ。


で、鍼や漢方を許容した理由って、結局ニセ科学批判の支持者や世間の顔色を見ただけの話だった。ゲーム脳はダメだけど脳トレは許容範囲、みたいな話と一緒。


そのへん、非常に政治的というか、ま、かなり適当な線引きをやってんで、その自覚があるならまだしも、ないとすれば問題だと。


ニセ科学批判の問題は、、、これはもうしつこく書いてきたけど、、、このへんの線引きの恣意性について自覚が本当にあるのか、あるいはいろいろ理屈付けてるけどひどい話じゃないか、ということでもありました。

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原発絡みだと、菊池先生は、先生自身はかなり政治的に左なのに、わりに原発維持に親和的なこと、「安全厨」と目されるようなことも言ってきておられるわけで、、、それ自体は僕は全く構わないんだが、、、ようは菊池先生を支持する人たちの中にはそこでがっかりするというかな、そういう反応が出る(出た)のはよく分かります。


つまり、鍼や漢方を許容したときのように、世間なり支持者なりの顔色を見なかったわけで、そりゃそういう反応になりましょう。ホメオパシーはダメ、鍼や漢方ももちろんダメだと言いきったら、「菊池先生は極端だ」みたいな話になってますよ、おそらく。


原発の話だとそういうことはやらなかった。


で、これは非常によく分かる話であって、そもそも菊池先生は、創刊準備号から「週刊金曜日」を購読していたのに、「買ってはいけない」の連載に耐えきれなくなって購読をやめるというお人であることを思い起こせばよい。


原発放射性物質にまつわる問題に対する菊池先生のスタンスはこれによく似ている。

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これも何度も書いてきたけれども、元来、ニセ科学批判や疑似科学批判の類は政治的に左派が熱心にやるものであって(右はやらないとは言ってない)、そういう傾向を前提にしたときに、日本において「より自然」と目されている東洋医学を許容したことは政治的にもっともで、他方で左派が多い中で「原発維持」「放射性物質の危険性を煽らない」みたいなスタンスを取ると、裏切られたという空気が漂うのもこれまたもっともな話です。


で、こういう政治性、恣意性について、一般的に考えれば、公平を欠く、あるいは客観性という点に関していかがなものかということは言っていいだろうと思います。


菊池先生の場合では、原発放射性物質の話では合理性だけで考えておそらくはオーディエンスの顔色は度外視している一方で、ニセ科学批判のホメオパシー叩きや鍼や漢方の許容というダブルスタンダードは堂々とやっている。


という意味において、なんというのかな、少なくともその姿勢に関しては変なところがあるんですよ、とは言えるんじゃないんですか。


さらに、菊池先生の問題、ひいてはニセ科学批判の問題はそこにあるのでもあって。