Twitterの経済関係では、共産党大門実紀史参議院議員の扱われ方が異常に面白かった記憶がある。「共産党の議員が日本銀行にあるべき資本主義を説く」という構図になってしまうからだった、と記憶している。

そういうわけで、大門議員はフォロ―しているのだが、最新の大門議員のFacebookが面白かった。
https://www.facebook.com/daimonmikishi/photos/a.1380004048888744/2010919612463848/?type=3

さいきん、改憲団体である日本(にっぽん)会議という名前がよく聞かれます。

 わたしは国会で「経済論戦の第一人者」と呼ばれてきましたが(ほとんどじぶんで言ってきたのですが)、まちがっても憲法問題の第一人者と呼ばれたことはありません。ただ、日本会議については少しくわしいのです。

 日本会議の幹部である自民党S議員とは、予算委員会の理事会メンバーだったこともあり、よく話をします。

 以前、S議員が私に「日本会議の運動の方法は、みなさん左翼から学んだ」と語ったことがあります。
 S議員をふくむ日本会議の中枢メンバーは、60〜70年代に反全学連闘争をたたかった民族派学生運動の闘士たちで、社会人として活動するようになってからも、共産党や民主勢力の運動を研究してきたとのこと。

 じっさい、日本会議は「草の根ネットワーク」をかかげ、地方議会での請願採択や署名など地道な活動を展開してきました。

私は日本会議についてはよく知らないが、世間で言われているような大きな影響力があるかどうかについては非常に疑っていて、判断を保留している。

しかしこの「運動の方法を左翼から学んだ」という話は大変に面白いと思う。

たとえば、人権擁護法案反対運動でネット上にばらまかれたビラのようなものは、たいてい、左翼のビラや立て看板と同じだった。

運動の方法についてのみならず、思想的な傾向性についても共通点を考える必要がある。よくある話とはいえ、左翼が右翼に転向しただけだからだ。

少なくとも運動の方法については、左と右で大して違いはないことがはっきりしている。

これで本当にいいのか。あるいは、何をそんなに左と右でもめることがあるのだろうか。