擬似科学を引っ張り出し“敵”を悪く言うリベラル誌: ニュースの社会科学的な裏側

アエラの記事らしいが、こういうことをやるから、左派「も」信用されない。

昔、人権擁護法案反対運動で、ビラのようなものが、まるで左翼の活動家が作りそうなのだったので、その辺の人たちのやり方が流入したのかなんなのかしらないが、根は同じなのだろうと思ったことがある。

右翼も左翼も扇動の仕方がよく似てくるのはそういうこともあるのかもしれないが、今の安倍内閣やその周辺の問題は、政治的左右の問題とは別次元の問題のはずで、だから基本的には中道右派だと思っている自分ですら、今の内閣にはもう勘弁してくれと思っているのであって、観相学がどうのというネタを左派メディアがこのタイミングで投下する愚行は、もうかなわんとしか言いようがない。

雑誌の売り上げやアクセス数狙い・受け狙いで、調子に乗っていい加減なことを書いているあたり、右翼と同じだと思ううえ、それで済む状態じゃないのに、どこまで不真面目なのかと。

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と思ったら、こんなネタが出てきた。
森友追及のジャーナリスト・菅野完氏に米警察から逮捕状が出ていた(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)

菅野完がどういう人物かは最初から分かっていることで、あれを過度に持ち上げる空気も、左派の愚行の一つだった。私は去年の3月時点で「菅野の発言に依拠する必要性を感じない」と書いている。菅野を過度に信用する空気を非常に警戒したからだ。
問題は籠池・菅野の発言内容の信頼性ではない - 今日の雑談

こないだも本当に呆れたのは、安倍内閣を批判する西尾幹二の発言にすら喜ぶ連中がいたことだ。ビデオを少し見てみたら、西尾は、安倍よりもさらに右の立場から安倍を批判しているのであって、安倍批判なら味噌もくそも一緒にして喜ぶというのでは、ちょっと話にならない。これも菅野がRTしていたので広く拡散したようだ。

しかし、だから今の内閣に問題がないというわけではない。こういう愚かな連中と私を一緒にしてもらいたくない。

菅野はダメだと私も思うが、しかし自民党総裁選挙前のこのタイミングで、調べればすぐに分かりそうな話が今ごろになって出てくるのが奇妙すぎる、というふうに思えない人が少なくなさそうなあたり、あまりにも、あまりにもチョロい。その点、このニュースを安易に拡散して喜んでいる人たちの愚かさも、桁外れというべきではないか。

こういうことを平然とするから、だから私は今の内閣には到底ついていけない。気持ちが悪すぎるの一言だ。