左翼の言うことをそのまま復唱していたら、それが正義になって、自分がいい人みたいに思えてくるというのは、別に左翼に限ったことではない。

 

現実には、そういう左翼に反対する、誰かが言った言説をそのまま復唱する自分は正しい、というパターンも広く見られるところで、むしろそちらの方がはるかに優勢だ。

 

これをどうするかというのが難題だと思う。

 

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個人的には、ネットを捨ててリアルを見よう、ということくらいしか思いつかない。実際にはこのようにブログを書いている訳で説得力が皆無なのは重々承知だが、そのうえでもやはり、「ネットを捨ててリアルを見よう」と言いたくなる。

 

広告宣伝の力がこれだけ強くなると、これに対抗して自分を守るには、広告宣伝を強制的にシャットダウンするしかない。

 

そのためには、テレビはもちろんのこと、個人をピンポイントで狙い撃ちでき、自分の見たいものだけしか見ないネットからは、無理やり距離を置くべきだと思う。

 

本を読もう、と言いたくもなるが、近ごろの安普請の書籍なぞ、ゴミ箱に直行した方がいいものがあまりにも多く、安易に本を読めとも言えなくなってしまっている。

 

それよりもまず自分の身の回りを見て、現実とぶつかったほうがよいのだろう。人間が生きているのはネット世界ではなくて、現実世界なのだから。何かが生み出されるならば、その現実世界から生まれるはずだ。