部活なんかよりも子供にはもう少しだけ勉強させた方がいいのではないか、と書いたけれども、本当に勉強させた方がいいのかどうかは、実際のところ相当に疑問だ。

 

大人の世界を見回しても、勉強は一切できなくても、結婚もして、当人としてはかなり幸せな人生を歩んでいる人は多い。

 

勉強できない子供に無理に勉強させて、その子が幸せになるかというと、それは疑問で、女の子とよろしくやっているほうがそりゃあ楽しかろう。

 

その子が大人になっても、そういう生き方はおそらく変わらないわけで、本人なりにとても幸せな人生になるだろうと思う。

 

だったら、それでいいのであって、無理やり勉強させる意味はどこにもない。生涯年収がどうのこうのと言ってみても、勉強のモチベーションには一切ならない。

 

個人的には、漢字くらい書けたほうがいいよと思うけれども、それを押し付けるわけにはいかない。

 

子供の場合だからお勉強について書いたけれども、同じことは大人でも事情は同じだ。何が幸せかということを追求していくと、狭い世界でしか通用しない尺度に、あるいはそういうつまらない尺度を気にすること、またその尺度に従って頑張ってみたり不幸がったりすることに、どれほどの意味があるのだろうか。