大石英司の避難空港 (2017年07月03日発行) | 大石英司の避難空港 - メルマ!

それと自民党としては、もう公明なしには選挙は出来ないことを十分思い知らされた事実は重いですよね。「別れたいなら別れてやるよw」と冷笑していたの に、立場が一気に逆転してしまった。

現在の政権を批判するなら、安倍晋三ではなくて公明党だ、というのが私の持論で、大半の人たちは批判対象を間違っているのではないか。

公明党がリベラルっぽいイメージを振りまくので、創価学会の信者以外でもそんなに悪い感じを持たない人もいるらしいんだが、とんでもない話だ。何もわからない信者たちが、ただただ宗教組織から言われるままの投票行動をして、それが国政にきわめて大きな影響力を及ぼしている。これが、たとえばカトリックの国でカトリック教会が強い影響力を持っているという話であればまだわかるんだけれども、所詮戦後に勢力を伸ばした創価学会程度がこうも無視できなくなってくると、やはり何かが違うのではないか。批判するならば、ここだろう。ただ、誰も批判しないし、批判「できない」わけだが。

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ネットを見ていると、自民党の支持者が民進党を批判するさい、民共の協力について批判する人が少なくない。私も、いい印象は持たない方なんだが、公明党とつるんでいる自民党サイドが言うことではない。

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次の次あたりに小泉進次郎が首相に担がれるんだろうが、小泉は公明党サイドにOKのアドバルーンをすでに出しているらしく、創価学会の元衆議院議員がその点を強調していたのを直接聞いたことがある。その元議員によると、石破茂公明党と妥協できずに自分の節を曲げたくない人なので、そこがダメなんだという。

石破茂を支持するかしないかは別として、こんなアホな話があるものか。

聞くところによれば、かつて東京で行われた創価学会の若手の集まりで、自民党にべったりとついていく現状について「学会員として現状が恥ずかしくないのか」と怒った学会員がいたらしい。私は信者ではないが、その話を聞いてまともにもっともなことだと思った。

自民党支持者は一体どうなのか。創価学会の援助がないと政権が維持できない状況で、民進党を鼻で笑えるか、偉そうに威張れるか。恥ずかしくないのか。