◎安倍はひしめく重要日程で成果を:永田町幹竹割り:So-netブログ

 地方票は従来からポピュリズムに流れる傾向があり、石破の「善戦」は、政治判断力が未熟な地方党員には石破の存在が大きく映った結果であろう。

 

自民党の総裁選挙の直後に、自民党の最重要人物から流れてきた話を基にすると、杉浦正章の見立てにはならない。たまたまそういう話を聞く機会があったのだが、誰とは言わない。

 

ようは石破さんに投票した議員たちは、石破さん自体を支持したというよりも、安倍内閣が継続することの危機感から石破さんに投票したようである。

 

理由は2つで、まず安倍さんの嫁の問題。元国会議員の夫人が安倍昭惠の自覚のなさに呆れてバカにした話をここにも書いたように思うが、旦那とその支持者たちは必死で問題を矮小化しようとしているだけで、現職の国会議員でもあれは擁護のしようがないと考える人はいるのだ。

 

この問題に加え、このままでは安倍さんのまわりにいるアホばかりが中枢に居座ることの問題を感じていて、自民党内部から変える必要性を認識している模様だ。

 

つまり、私が問題視しているようなことを、多少頭のある議員は同様に感じており、よく分かっているわけだ。

 

ということは、以下は私見だが、議員レベルではどうしても安倍さんに投票する必要のある議員が多いとしても、党員レベルではそういうことはなく、より平らに物を見て考えやすいため、総裁選挙のああいう結果になったのだ、ということになる。

 

さて、ここでネットに目を転じたいのだが、安倍内閣がおかしいと主張するのは野党を支持しているからだ、というわけではなくなってしまっているのが現実で、自民党内部でもアホたちだけが権力の中枢に居座り続けることに相応の危機感があるらしい。であるからには、ネットの一般人は、おかしいものはおかしいと言って、別に頭の悪い保守派の罵倒を恐れることはないのではないだろうか。

 

無論、安倍内閣に対する批判と頭の古ぼけた左翼とを一緒にして、左翼をあげつらうネタにする必然性はどこにもない。

 

・・・

 

私は人権擁護法案反対運動を見て、ネット上のプロパガンダというものに心底うんざりした人間だ。それでこんなブログを延々と書いているわけで、まさかあの反対運動が世界的に問題になるような動きの端緒だったとは夢にも思わなかったが、現実はこうなってしまっている。

 

今の内閣をめぐる言説も、あまりにもプロパガンダがきつすぎて、遮断するしかなくなってしまっている。こんなことでいいわけがない。

 

いずれにせよ、プロパガンダ合戦からは距離を置いて考え、物を言いたいものだと考えている。