維新の会の素性と安倍総理の責任

今、政治の世界で問題になっていることには、維新の会とは何だったのかという問題が深く絡んでいると思う。

橋下徹が、部落出でヤクザ者の父親を持っており、飛田新地の顧問弁護士をやっていたことは周知の事実。したがってこういう意見が出てくるのも無理はない。

玉井克哉(Katsuya TAMAI) on Twitter: "「血脈」は別にして、成人になる過程で橋下市長が大きなハンディを克服したのは、事実だろう。そこは偉い、というところから始めないと、公正な論評にはならないよ。"

玉井克哉(Katsuya TAMAI)@tamai1961
「血脈」は別にして、成人になる過程で橋下市長が大きなハンディを克服したのは、事実だろう。そこは偉い、というところから始めないと、公正な論評にはならないよ。

ただ、維新の会のもう片方、松井一郎について、ちょっと確認しておいたほうがいい。Wikipedia の記述で十分だ。
松井一郎 - Wikipedia

住之江競艇場の照明・電気設備関係の工事・保守を一手に請け負う株式会社大通の元代表取締役。父は大阪府議会議長(1996年)を務めた松井良夫。

大阪府八尾市で幼少期を過ごす。大阪工業大学高等学校を退学となり、笹川良一が関係する福岡工業大学附属高等学校に編入、1986年(昭和61年)3月に福岡工業大学工学部電気工学科卒業。

ここで唐突に笹川良一が出てくるのは、父親の松井良夫と笹川良一が親しかったからだ。

さて、維新の会はどういう素性の政党なのだろうか。

・・・

たぶん、安倍総理は、公明党への牽制と憲法改正のために、維新の会とつながりをつけていたんじゃないかと思う。その見返りとして、維新の会の、いろいろな利権の保護を陰に陽にやっていたのではないかという疑いは持たれてもやむを得ない。

たとえ安倍総理が直接手を下さなくても、「総理と直接のつながりがある」「首相官邸に入って面談した」と言えてしまうことの圧力ということが十分にある。つまりバックに総理がいるんだぞという権威づけが可能。これだけでも総理の責任というのは十分に問えるし、問わないといけない。

今の日本の政治状況では、安倍総理を辞任させることは極めて困難で、おそらくこの事態を乗り切ってしまうんじゃないかと思うが、本当ならば自由民主党がここで安倍さんを引きずり下ろさねばならない。こういうことが露見してしまった以上、どう考えても倫理的道義的にもたない。

・・・

この種の問題に疎い東京の人たちが何も知らないで維新の会を持ち上げてきたことの罪が、間違いなくあるんだけれども。