ネット○○派 part315 ホラ

結論を書いちゃうと、結局黒木掲示板ってなんだったんだろうと思ったりしないでもない。

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高橋洋一の書き物を読んでさすがに呆れてしまったのがいつだったか、もう忘れてしまった。


ただ、ちょっと落ち着いて考えたら、高橋洋一のやってることってそれこそニセ科学批判が日ごろ批判してる対象そのものじゃないのか。なんかそれっぽい「数字」や「根拠」を出して煙に巻いて、自分の主張に引き込む。これに対するちゃんとした批判は学のある人にお願いするとして、学のない自分でも「えー」と思ったの、あれはなんだったかな。。。


そこで善悪二元論は取らない、真っ黒だけを対象にするんだと言うことなら、高橋洋一の書き物にはこれはさすがにと言うのがあるんだから叩きなさいよと思うわけだ。高橋洋一って「真っ黒」じゃないの?


で、ニセ科学批判の人たちが「間違いを正しているだけの何が悪い」と開き直るなら、高橋洋一は問題だろう?下手な「ニセ科学」なんぞより、つまり血液型性格判断や水伝やホメオパシーより、高橋洋一のほうがよほど害悪なんじゃないのか?しかもあの人、一般人を釣るためにおそらくわざとああいうことを書いてるんじゃないの?だったらもっと罪深いと思う。

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ところで、ニセ科学批判とリフレ派って黒木掲示板でつながっている。そこでニセ科学批判が高橋洋一を叩かないのはまだ分からんでもない。では、ニセ科学批判にシンパシーを感じているリフレ派の人たちは、高橋洋一を叩くのが筋なんじゃないのか。具体的には黒木玄先生とか稲葉振一郎先生とか。


ニセ科学批判を支持しながら高橋洋一を支持する根拠がどこにあるの?これはまず申し開きできないはずだと思う。根本的に矛盾してるんだから。

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もっとも、僕の日ごろの主張立場からすれば、ネットが高橋洋一叩きに走らないのは結構なことであって、実際、学のあるしかるべき人が彼の主張の誤りの部分は批判しているので、もうそれでいいと思っている。


問題は、ニセ科学批判を支持しながら高橋洋一を叩けないという矛盾に目をそむけつつある主張を主導する「学のある」はずの人たちであって、この種の矛盾を糊塗するのにおそらく色々理屈をこねるのだろうと思うけれども、実際どうにもならない矛盾でしょう、これは。


表面的な言葉遣い、学問っぽさに釣られて、こんなものに、またこんな人たちについていく人間も問題なんだけれども、そういう表面的なことでごまかして素人を釣る人たちのほうがよっぽど問題なんであって、そこで、たぶん諸悪の根源の一部は黒木掲示板にあったんじゃないのか、というホラを吹いておこうと思う。


リフレ派にしろニセ科学批判にしろ、結局黒木掲示板あたりで議論してつるんでいた連中が今でも素人を釣ってるわけで、シノドスでリフレ派とニセ科学批判が共存してるのも、結局、黒木掲示板あたりのつながりが背景にあるわけでしょう?


衒学的な議論をやるのはいいけれども、それで素人を釣って、自分たちの主張を支持する仲間を作って、で、批判が利かない仲間内であれこれ「議論(と称するなにものか)」をやって正当化して、「賢い議論をする俺たちは正しい」「正しいことを知っている俺たち」のグループを形成してしまう。この辺りが問題なんだろうと、そう見えるんだがな。