ネット○○派 part433
高橋洋一の記事がもう滅多打ちに批判されてるんだけども。
今はまだいいけど、リフレ派批判そのものが徒党になって、ホメオパシー批判みたいになったら、私は高橋洋一擁護の論を書きますよw。
冗談みたいだけど、でもこのブログで言いたいのはそのあたりにあるんでね。
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前々からおかしいと思ってる、というか腹を立てていることの一つは、なんでネットではリフレ派が許容されて、ホメオパシーはあれだけ叩かれるのか、という点。たぶん、以前も書いたはずだけど。
ホメオパシーに科学的根拠がないのは分かる、それを指摘するのもいい。
だったら、ネットリフレ派にもそういう問題や疑問点はかなりあって、少なくとも高橋洋一は「トンデモ」対象にして、、、ニセ科学批判の対象にはならないかもしれないが、、、デマ製造機の扇動家として猛烈に叩いてないとおかしいわけです。
少なくともニセ科学批判の人たちに本当に信念があって、そしてニセ科学批判を支持する他の人たちが本当に彼らの言い分を信じているならば、リフレ派はとっくの昔にホメオパシーと同列に叩かれてないとおかしい、そういう部分はかなりある。
ところが、現実にはそうなっていない。
なってないどころか、リフレ派の扇動がむしろ肯定的に是認されていて、「シノドス」でニセ科学批判とリフレ派が野合している始末で、しかもこれが「知的」な人が読んだりするものになっている。
これはいったい何なのか、と。
このダブルスタンダードについて、ネットの方々にちょっとよく考えてもらいたいわけです。
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こういう扱いの差って、結局、ネットの住民は、希望する言説に乗っかりたいし、書き手は書き手で望まれている言説をちょいっと書いてやればいいんだよというだけで、そのダブルスタンダードを根拠づける基準なんてなにもないわけです。誰もそんなこと考えてない。
でないと、嘘はよくないだのデマをネットで流すなだのといいながら、リフレ派は是認される、みたいな格好になるわけがない。
自分が乗っかりたい「正義」ならば、、、そこにどの程度の根拠があるかどうかは後付けの理屈でなんでもよいので、、、とにかく乗っかってしまえば、自分は勝ち組だと、勝てる側に賭けたのだと。
それだけ、いい加減な「正義」にタダ乗りしているだけなのに、ホメオパシー批判となるとわーーーーっと盛り上がってしまい、とことんまで叩き、「間違いを指摘するだけの何が悪い」「詐欺はよくない」とうそぶきながら、その片方ではリフレ派のような集団は極右と組んで実際に政治的に影響力をもつところまで容認されてしまった。
ネットを通じた徒党が形成されることで、たとえいい加減な「正義」であっても、数が力を生み言説を正当化してしまうわけで、だからネット右翼もはてサもニセ科学批判もリフレ派も、大した違いがなくなってる。
これはいったい何なのか。とりあえず、私は「ネット○○派」と言っているのだけれども。。。
(追記)
ニセ科学批判のあの叩きぶりから「科学教」呼ばわりが出てきたのももっともなところで、いくら穏やかな相対主義を認めていると言ってみたって無駄なんですよ。そういう態度じゃないんだもの。
自分たちが有している正義に対する確信が過度だからああいう反応になるんで、それはリフレ派だって同じだし、はてサもネット右翼もみな同じだ。
その正義がどこまで根拠づけられるか、自分たちの立場に多少の疑いでも持っていれば、、、ああいう態度や言動になるはずがないんです。しかも、徒党になって集団でわーっとやるとか、穏健な相対主義をむしろ捨てる方向にしかならないというのが、なんで理解されないんだろうか。