扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part83

扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part80 - 今日の雑談
何も書かないのはアレなのでもうちょっと何か付け加えると、言いたいのはこういうことです。

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安倍さんの経済政策(今、「安倍ノミクス」と半分ネタで言われてるけど)は金融政策だけじゃなくて財政政策もどっちも見なきゃダメで、それで評価する必要があるんじゃないですか、と。


その上で、リフレ派には、どちらかと言えば小さな政府傾向の人が少なくなく、実際、消費税増税財務省の利権がどうの、国土強靭化200兆円なんてとか、極端な場合は政府が通貨をいじることに対する忌避感を覚える程度に小さな政府志向の人まで、いたわけです。それなのに、「安倍ノミクス」の財政政策に関する部分はスルーして、金融緩和に関する発言一本で大喜びしてしまっている。


それはおかしいんじゃないですか?


それだったら、田中秀臣先生のように、リフレはリフレでも自分の言ってるリフレじゃないとか言って批判してる方がよほど筋が通るんじゃないですか(ただし、自分だってクルーグマンを都合よく利用してるわけだけど)。


飯田泰之先生にしたって、公共事業には割に否定的な傾向を以前から語っておられたと思うけど、それがテレビに出てインタゲを語りますといって嬉々としてるわけだ。それ、おかしいでしょう?

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もっと腹が立つのは、こういう単に「ネタ」としてリフレを利用して語って来た先生たちはまあいいとしましょう。お商売、お商売、と。


だけど、その「お商売」を真に受けて、高橋洋一だの何だのを持ち上げてきた、それなりに知的レベルの高い人たち、インテリ・知識人の人たちの責任をやっぱり問うべきなんじゃないですか。


ホメオパシーなんてまだいいんですよ。あれに科学的根拠がないことはもう散々指摘されて、ニセ科学批判の「ネット○○派」化に一役買うほどだった。


でも、高橋洋一なりリフレ派なり、一般的にはそこまで批判はされてないし、むしろ広く信用されかねない状況にあると言ってもいいと思う。


素朴かつ素直な善男善女に対して、インテリ・知識人なり、それなりに知的レベルの高い人たちって責任があると思うんだけど、その責任をあの人たちはどうやって取るつもりをしているのか。


ただの大衆扇動家たちに、知的レベルの高い人たちが信用を与えてしまったことに対する責任についてどう考えるのか。


まず、高橋洋一を持ち上げたことに対して誤った、ということを認めてもらいたい。話はそこからじゃないですか。