ネット○○派 part81

この夏のホメオパシー祭りで、また少しニセ科学批判に対する見方が変わってしまった。ネット右翼も同じだったんだが、「自分は正しい」というポジションをネットでどうやって維持するかという話にしかなってないんだよね。


ニセ科学批判に科学原理主義とか科学教とかよく言うし、そういう側面もないわけではないと思うけれど、でももし「原理主義」というなら「『自分たちが正しい』原理主義」だと言ったほうが適切だと思う。はっきり言えば、科学云々という話はどうでもいいんだわ。でないと、支持者確保のためにダブスタを繰り返してるのを無視して、僕たちニセ科学批判派!と言えるはずがない。


大事なのは、自分たちが「正しい」ポジションにいるという確信であって、その確信が寄りかかっているものが、ネット右翼は「僕たちは日本人だ」だったり、ニセ科学批判は「科学」であるという、そういうことでしょ。


そういう意味で、まともに相対主義がどうの科学原理主義がどうのというのは、やっぱり少し筋が違うんだろうね。


結局、自分たちの立場そのものに対する過剰な確信こそが問題であって、見かけはあまり関係がない。相対主義を云々するなら、そこのところを相対化してやるべきなんでしょうな。