ネット○○派 part80 「自分は正しい」信念の強化

はてなブックマーク - 時代の風:「ホメオパシー」をめぐって=精神科医・斎藤環 - 毎日jp(毎日新聞)
もっと激烈に叩いてるかと思ったら、そういう人だけではないみたいで、よかったよかった。(元の記事は、結論はともかく、理屈の運びがちょっと変だと思ったけどもね)というかさ、久保田・デバンカー・裕の論座の記事、ほんとに読まれてないんだな。きちんと規制して共存しろといってるのに、あれにはまともなブコメはつかなかった。


面白いのは、、、ホメオパシーは根本的に有害である、有害なものは社会から排除されたほうが望ましいという議論にもうなっちゃってるんだよね。「根本的に有害」なもんが、なんでヨーロッパでは認められて根付いてるのか、ちゃんと説明してほしいもんだと思うんだが。ヨーロッパのはカウンセリングみたいだったり、日本のよりずっとマイルドだからってのは、なし。原理的に有害ならマイルドだろうがなんだろうが否定されるべきだし、だいたい外国のホメオパスの団体のサイトとか見たら、効果があることは多数の論文報告が証明していますみたいなことを言ってるし。


で、どうしてこんな話になってるかというと、結局ホメオパシーだけを叩く理由がないからですよ。まともなSkepticなら鍼を叩かなければならないのに鍼は容認、漢方にも慎重姿勢であるべきなのに漢方は現状のままで容認、だけどホメオパシーだけとにかく叩くには「なんといわれようとホメオパシーは有害かつ危険だ」という話にしないと正当化できなくなってる。その表れ。


まっとうな批判を知らないのかとか言ってるのもいるが、ニセ科学批判の第一人者やホメオパシー叩きの医者がダブスタを平気でやってるのに、まともな批判なんてできるはずがない。


ネット○○派というのはこうやって自己正当化を繰り返して信念を強化することによって、ますます過激になる。