真っ当な「リベラル」の形成を期待して

http://d.hatena.ne.jp/what_a_dude/20121211/p1#tb

まぁとは言っても私の主張に納得いかないサヨク諸子も多いでしょうけれども、どうにもサヨクは理想は高いのだけれどもそれに向かって泥をすすって調整する、というような気概を失っているんじゃないのかなぁと思うんですね。

全くね。


ただ、日本の「左翼」はそういう気概をあまり持たなくてもよかったのが冷戦時代の政治プロレスだった、のかもしれないと思う。どうせ保守勢力が最後は勝つんだし、そこは保革ともにうまくやったんでしょう、今思えば。


だから、理想と現実の間に挟まれて一歩でもいいから前に進もうとすることより、ただ理想を掲げて吠えながらプロレスをやるのが「左翼」だと思われてしまったし、どうも今でもそう思われてる節がある。。。それじゃいかんのだけど。


そして、時代は変わったのに、そういう冷戦時代のプロレスのまんまの頭で今を見ている人が案外多いんじゃないかという気がして仕方がない。

ともあれ今回はサヨクは完全敗北と言っていいと思いますので、反省するべきは真摯に反省して、支持の拡大をするべく、話し合いをしていくべきなんじゃないのかな、と。そのためにもサヨクの火を消さないために、民主党菅グループリベラルの会共産党あたりがまだ呼吸は続けられる位には議席を伸ばしてほしいなと、切に願っております。

個人的には、「理想を掲げて吠えながらプロレスをやる」のが「左翼」であると自分も他人も認めるような、いわば伝統芸としての「左翼」はもういらないだろうと思う。もういらない。必要なのは「理想は高いのだけれどもそれに向かって泥をすすって調整する」、本物でまともな左翼だろうと思う。(共産党はいらないという意味ではないので念のため。むしろ個人的には逆の考えを持ってる)


そのためには、hamachan先生が常々書いているように、日本では各方面で政治的な理念や主義主張がねじれにねじれきっていること、そこから正さねばならない。でも、誰にもそんな気はないし、そもそも正さねばならないねじれがあるという認識を持っている人すら少ないんじゃないかと思う。


これでは、本当はいけないんだけれども。。。