ネット○○派 part321
リフレ派とかネット右翼あたりは明らかに「運動」なので問題ないんだけれども、ニセ科学批判はどうなるかというとやっぱり「運動」でしょう。煽り手があって煽られる人がいて、何か現状を広く変えたいというのだから、まあ、運動と見るべきなんでしょう。
ところが、このへんが厄介なんだけども、一応科学っぽいネタだし、煽り手がちゃんとした学者なので、「学問」の話題だろうとか「言論」「議論」だろうと勘違いされる。ニセ科学批判って、そういうものとは全く違うようにしか見えないわけです。
で、ネット○○派、なんでもいいが、ネット上の運動をリードする人たちににそこまで責任を負うつもりは全くないでしょう?無責任なんだ。
まあ、たかがネットだし、物を言うからには誰しも腹を切る覚悟で言えとか、そういうことまでは申しません。
ただ、運動をやって素人を煽って乗せるんだったら、運動を主導する人たちにはそれなりの責任ってものがありますよ、そら。このあたりは、リフレ派も、政治的左右両翼の運動も同じですけどね。
簡単に素人乗せてわいわいやってるだけなのに、「たかがネット」とか言うと「いやそんなことはない」とか返答が返ってきたりする。どんな運動でもいいんだけど、ネットで「これが正しいんだ」とワイワイやる連中が、ネットだけなら仲間内だけならいいけれど、だけど「正しいこと」を煽って乗せて他のことが分からないようになってる、で、こういう空気は危ないんだということがあまり認識されていないというのは、ちょっと問題だろうとやはり思うわけです。
(追記)
これはリフレ派が顕著なんだけど、経済学が専門でない先生がネットで遊んでるだけならまだしも、経済学が専門の先生方がそこに信用を与えてネットで素人釣って遊んでるわけです。
ニセ科学批判の場合、単に自然科学が専門の先生方が(しかもご専門ではまともなんでしょうけど)、おそらく社会参加のつもりもあってニセ科学批判なんぞやって遊んでおって、で、自分たちが分を越えていることに気がついてないと。
何度でも書きたいけども、こういう運動に釣られる一般人も問題なんだけども、きちんとした大学の先生たちが素人を釣って遊んでることのほうがよほど問題で、問題は肩書のある大学の先生たちの振る舞いのほうですよ。