「命を救うのが先だ、カネは後からいくらでも取り返せる」という声を散見する。

 

無理な意見だ。

 

イタリアを見ていると、経済のためにどうするかという話がもうボツボツ出てきている。閉鎖し続けていると、イタリア経済が本当に壊滅する可能性が見えてきたからだ。どの企業も他国の企業にシェアを奪われることに多大の危機感を抱いているようだ。

 

当然だろう。

 

つまり、「カネは後から取り返せない」。

 

イタリアだけではない。欧州も米国も、ロックダウンの弊害にやっと気がつきはじめた。

 

「ではどうするか」という問題に本当に向き合うべき時が近づいてきているのだ。

 

 

日本はこれからどうなるか分からないが、パニックで無駄にひたすら怯えるのはやめて、もっと合理的に考えるようになってもらいたいと思う。