2009年の新型インフルエンザの時の100万人あたりの死者数の比較を出す。Wikipediaに転がっていたもので、台湾を中心に比較しているから、台湾のところが赤くなっている。

2009 swine flu pandemic in Taiwan - Wikipedia

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これを見ると、先進国の中ではカナダやオーストラリアといったコモンウェルス、また米国が非常に高いのが分かる。米国のあとに、ポルトガル、スペイン、アイスランドの次が英国。日本はこのグラフでは一番少ない、つまり成績最優秀ということになっている。

 

これは常識的に考えれば、医療体制や医療水準の違いを反映しているのだろう。

 

私が、今回のパンデミック英米は普通に人々を見殺しにすると読んだ理由の一つがこれで、仮に米国の大統領がオバマであっても、トランプとどれほど違うことができたのか、大変に疑っている。

 

もちろん、新型インフルと新型コロナウィルスは異なるので同列に論じることはできないし、日本でも医療崩壊が発生するリスクは常にある。

 

だから、そうならないように努力しなければならないことは最初から分かり切っていることだ。日本の医者専門家はみな、医療崩壊だけは起こしてはいけないとこの危機の最初から言っていた。

 

ただ、2月半ば以降どういうことになるか知っていたはずなのに何も準備しなかった欧米の惨状を見て、日本もああなると頭決めに思い込んではいけない。それで私は言っている、日本の専門家を私は大変に信頼していると。