私が住んでいる地域の医者には、年末に流行った「変な風邪」が新型コロナだった、という説明をしてる人がいる、という話を今日も聞いた。テレビで言っているようなことは全部違います、感染者はたくさんいるので、あれを信じないでください、と。

 

もっと端的に「もうみんななっとる!」という医者もいる。

 

街場の医者は分かっているのだ。

 

もういい加減、感染者が増えているのではなくて、もともと広く感染者がいるのを確認しているだけだということに気がついたらどうなんだと。公式発表はともかく、ネットでそういう話が、ないとは言わないが、なかなかそんな話にならない理由が私には全く分からない。こういうところはイタリアの学者の方がましなところで、「探しているから見つかっているだけだ」とマスメディアで言明している。

 

リアルなら、そういう話は普通にしているのに。医者がその話をネットでしにくいのはよく理解できる。それなりに社会的立場のある人も、まあいいとしましょう。でも、他の人は関係ないじゃないの。しかも極めて蓋然性が高い話で、リアルで医者が言っていることを、なんでネットで言ったらいかんのか、理由が分からない。

 

政府の公式発表の信頼性を云々するのはよく分かるが、ネットの公式見解も相当に頭が固すぎて話にならんのではないかと思う。

 

次の動向はアメリカだ。アメリカに大量の感染者がいないわけがなく、これをいつ公式に認めるかの問題になっている。イタリアがああいう状況で、ヨーロッパ諸国(英国を含め)に大量の感染者がいないと考える理由がいよいよなくなってきたからだ。日本、韓国、イタリアなどは米国が素直に現実を認めるための捨て石以上の意味合いのものが、、、あるのか?(それで今日もイタリアの友人に、君らの犠牲は、本当は感染の実態を隠している欧州諸国から称賛されなきゃいけないのにね、と言ったらよく分かってくれた。そうとしか言いようがない)

 

CDCは科学的判断によって行動する独立した機関で云々としばしば称賛されるが、いまだに公表された検査数が500に足らず、極めて政治的に動いているとしか見えない。どうしてこういう状態が批判されないのか、これでもまだ政治性から独立した機関となぜ言い張れるのか、私には全く理解できない。

 

もちろん、実態を公表すると、株価は下がる、大統領はあの通りだ、インパクトは大きい。もうそろそろ準備できていないとおかしいので、逃げ回るのはやめにして、できるだけ早めにばっさりやってほしい。アメリカが認めないと、何にも始まらない。本当に不必要にみんなが迷惑する。