左右で相殺できない問題

右翼サイドは、左翼だってということで相殺できると思っているらしい。例えばこれ。
http://anonymous-post.net/archives/402

須田氏は公の放送であるため「国有地ゴロ」としか発言していないが、須田氏はいろいろ事情はご存知なのだろう。

その国有地ゴロにはヤクザや部落解放同盟、在日圧力団体、極左労働組合などが暗躍している。

で、辻元清美が云々となるわけだけど、

問題は極左も極右も同じことをやってたじゃないかということなんだが、この場合そう簡単じゃなくて、日本の総理大臣が一枚かんでいたことのために、右も左も同じだから相殺できる、という議論にならない。

私は、似たような事例をごくごく身近でも聞いたことがあると書いた。
「国が絡んでこなければ表にすら出てこなかった問題」 - 今日の雑談

もしこれが、地方議会の議員や、そこら辺の国会議員の話であれば、そういうこともあるんだろう、で済ませられないこともない話だと思う(それでも、これがフェアな話だとは思わない)。

ところが、この件には総理大臣が、明白な証拠があろうがなかろうが、明確な指示を出していようがいまいが、どこからどう見ても絡んでしまっており、その点でいかに右サイドが「左だって」と言ってみても、あまりにも問題の構図が違ってしまって、その非対称性ゆえに左右で相殺できない形になっている。

その構図を右サイドが無視して批判しているから、おかしいことになっているわけだ。

先のリンクを山本一郎がRTしているが。
https://twitter.com/kirik/status/846179354082082816

山本一郎(やまもといちろう)‏

これ、ほんとそうなんだよなあ… みんな右往左往してたけど。

と言っているが他方で。

https://twitter.com/ukoyueratehkxxf/status/845575416924418048

HK
やまもといちろうとか、最近、コラムやらなんやら全く拝見してないが、かねてから産廃屋の倅て自分で言ってたし、まあ、やまもといちろう界隈で、「闇案件だから表沙汰ならない」的な「そういう話でまとまってた」てのは分かるな。

そういうことであれば、まあ読みが外れたなあということだし、ネット世論をこの方向にリードするのはこれ以上は無理で、倫理的にもう持たないと思う。