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山本一郎(やまもといちろう@告知用)‏ @kirik
水原希子が「人種や差別などの偏見がなくなってほしい」と語るのはごもっともだし、その通りなんだろうけど、ではなんで父親がアメリカ人、母親が韓国人で神戸に住んでいただけなのに日本人の芸名で仕事をしているんだろう。偏見どころか、日本人を名乗ったほうが日本では有利だと思ったからじゃ?

水原何某の件についてはよく知らないが、山本一郎の差別や人権に関する意識がおかしいことについては前々から極めて疑問だった。政治的左右の次元でなく、21世紀にもなってそれですか、というようなことがたびたびある。

産廃業者の息子である山本は、むしろ差別問題のど真ん中にいるわけで、どうしてこうなるのか疑問だったのだが、むしろだからこそこうなるのではないかと、今は思う。

橋下徹はその典型で、あの人も差別のど真ん中にいる人だけれども、だからこそ言えているようなところがある。私が現在住んでいる地方都市は部落が非常に多く、人口の数割を占めているそうだけれども、橋下がまくしたてるときのあの口調、言い回し、考え方や発想から連想するのは一つしかない。近所のおっさんも同じことをよくやっている。

山本一郎の場合は、慶応の中等部に行けたのは家にカネがあったからだろうし、かつ東京出身なので、ようは橋下と同じことをするには羞恥心が邪魔をする、ということなんだろう。

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ただそれ以上の問題として、長年ネットで名前が知れて、文筆活動も活発で実業家のほうも一応はやっていて、かつテレビにも出て顔が知られているような人ですら、このレベルだ、ということがある。

山本一郎にこれが言えるということは、山本が普段付き合っている周囲の人たちがおおよそ同じ意識だから許容されているわけで、こっちのほうが大きな問題なのではないか。

つまり、ことは山本一郎に限った問題だとは到底思えない。

相当以前、ネット右翼の問題で、カネのない、引きこもりのような人たちがネット上で右翼に感化されて暴れている、というような見方があったように記憶しているが、現実にはそうではなくて、むしろ経歴も経済的にも全く問題ない、恵まれた人たちがおかしいことを言っている。

これは私が金融業者をTwitterで見ていた時に強く感じたことだった。

もちろん、政治的左派の人もいるにはいるが、目立つのは断然政治的右派だった。

これが「どっちもどっちじゃないか」という話にならないのは、「21世紀にもなってそれですか」という次元でこちらは呆れるからだ。政治的左右以前の前提の時点でおかしいからだ。

なるほど、いわゆる貧困層や経済的弱者がおかしいことを言うのは、それはそういうこともあるかもしれないと思うが、恵まれた人たちの言っていることがおかしいとそういうわけにはいかない。

これはどういうことなのだろうか、という疑問が私にはある。