「オピニオン・リーダー」たちの無責任 part18 「産業用は一切節電せずとも、いざと言う時にエアコンさえ切れば良い」

http://mainichi.jp/select/news/20120503k0000e040163000c.html

大阪市橋下徹市長は2日、北海道電力泊原発3号機が5日に停止し、全国で稼働する原発がゼロになることについて初めて言及し、「原発が再稼働できなかった場合の対策を国が講じていないのは重大な国家危機だ」と政府を批判した。4日に開かれる大阪府・市のエネルギー戦略会議などで、関西としての節電策を早急にまとめる意向も表明した。
 橋下市長はこれまで、関西電力大飯原発3、4号機の再稼働について「専門家の意見が公表されないまま、政治家が安全宣言するのはおかしい」と政府批判を繰り返してきた。この日は再稼働の是非については「政治判断がありうる」と留保したが、「再稼働できる場合と、できなかった場合との二つのプランを持っておかないといけない。それが国家運営だ」と述べた。
 また、夏の電力需給を検証する国の第三者委員会が関電管内の電力不足の見通しを15%と縮小したことについて「数字が変われば変わるほど信用性がなくなる。最初から政治が一定の方針を示さないと、15%と聞いても本当かよと思う」と批判した。

>再稼働できる場合と、できなかった場合との二つのプラン
>再稼働できる場合と、できなかった場合との二つのプラン
>再稼働できる場合と、できなかった場合との二つのプラン

>それが国家運営
>それが国家運営
>それが国家運営


ふーーーーーーん。再稼働できなかった場合のプランを準備するのが国家運営ね。へーーーーーーーー。知らなかった。


このお調子者が去年なにを言ってたか、ちょっとずらずら並べてみましょうか。ただし一応、公平を期すために書いておくと、去年の夏だからまだ原発が動いてた時ですよ。といって、おそらく去年の夏に限った話をしているとはとても言い訳できないと思うよ。


「特集ワイド:橋下・大阪府知事脱原発の本気度 (毎日新聞) 15%の節電要請は原発推進のにおいがぷんぷんする」
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/203.html

 橋下知事が初めて公式に「脱原発」を表明したのは、4月27日の定例記者会見。「新規の原発は作らず、延長もしないという目標を立て、それに向かって行政、消費者は何をしなくてはならないのか第一歩を踏み出したい」「府県民の総力で(原発を)止めにかかりたい」

今月10日、関電の八木誠社長が15%の節電要請に踏み切ると発表すると、橋下知事の関電批判はヒートアップ。「データがない中で5〜10%カットを決めたのに、この期に及んで15%カットというのは、それはない。15%の根拠も不明で『原発が必要』と言っているに過ぎない。こんなことに協力するつもりはない」と猛反発した。更に電力会社の地域独占供給体制にも言及。「事業者が地域のことを無視できるのは地域独占の弊害。競争が働いていない弊害の一番悪い部分」「高度経済成長時は良かったかもしれないが、今の時代は電力会社も競争にさらされるべきだ」と、電力会社が最も言われたくない点をズバズバと突いた。

6月12日
http://twitter.com/t_ishin/status/79732592097771520

僕がなぜ関西電力からの15%節電要請を拒否したか。これは、原子力発電所を再稼働させるための脅しと感じたから。もしかすると国と考えたプランだったのかもしれない。しかしあまりにも幼稚過ぎる。なぜ15%の節電が必要なのか関電は明確な根拠を示さない。ペラ一の、幼稚な図のみ。

http://twitter.com/t_ishin/status/79739968490184704

僕が新規原発を止めようと発表した直後です。節電は絶対にやらない。供給力があるから大丈夫だと。僕は世の中の流れの読みが甘いな〜と感じました。関電は原発の再稼働が絶対出来ると思っていたのでしょう。国ともそういう話になっていたのかもしれません。

http://twitter.com/t_ishin/status/79768177223020544

社会の利便性・経済性を重視して原発のリスクを抱えるか、不便・負担を甘受して原発依存度を下げるか、電力会社の一方的な決定に依存するのではなく、国民自身が考える時代です。高度成長時代を支えた、電力会社におんぶにだっこ政策は終焉です。

>高度成長時代を支えた、電力会社におんぶにだっこ政策は終焉です。
>高度成長時代を支えた、電力会社におんぶにだっこ政策は終焉です。
>高度成長時代を支えた、電力会社におんぶにだっこ政策は終焉です。
6月21日
http://twitter.com/t_ishin/status/83171405142818816

僕の問題意識は、関電発表の供給量需要量を鵜呑みにしないということです。自分たちで電力消費量をコントロールしていこうということなんです。実は、なぜこれだけ原発が必要なのかと言うと夏のピーク時に対応するため。一瞬の電力消費ピークに備えて大きな供給量を用意しているのです。

http://twitter.com/t_ishin/status/83172034317783040

そして夏のピーク時の消費量は3分の1が産業用、3分の2が業務用(オフィス)+家庭用。さらに家庭用の5割がエアコンなんです。つまりピーク時における家庭用のエアコン、オフィスのエアコンのために原発が必要となっている。産業用は一切節電せずとも、いざと言う時にエアコンさえ切れば良い。

>産業用は一切節電せずとも、いざと言う時にエアコンさえ切れば良い。
>産業用は一切節電せずとも、いざと言う時にエアコンさえ切れば良い。
>産業用は一切節電せずとも、いざと言う時にエアコンさえ切れば良い。

6月25日
http://twitter.com/t_ishin/status/84414098120511488

つまり、夏の猛暑数日のために、原発をどんどん動かすのですか?という話。エアコンのOFFもずっとやる必要はない。産業での節電なんてもってのほか。普段、日常生活で節電を意識し、そして夏の猛暑でいよいよ電力不足になりそうな時に、できる人はエアコンをOFFにする。これで凌げる。

>これで凌げる。
>これで凌げる。
>これで凌げる。

6月26日
http://twitter.com/t_ishin/status/84802724197175296

猛暑の数日間以外、日本の電力はあり余っている。電力が余っている状況下で、火力発電から原子力発電に変えていくのかどうか。こういう論点で議論しなければならない。火力発電と原子力発電、それぞれのメリット・デメリットを厳密に比較。「電力が足りない」というプロパガンダには騙されてはいけない

>「電力が足りない」というプロパガンダには騙されてはいけない
>「電力が足りない」というプロパガンダには騙されてはいけない
>「電力が足りない」というプロパガンダには騙されてはいけない

6月29日
http://twitter.com/t_ishin/status/85865472670707712

なぜ関電や経済界が過度な節電を要請するのか。産業での節電をせずに家庭でのちょっとした節電で今夏のピークを乗り切ってしまうと、原発止まったままで行けるやんかとばれてしまうから。無茶苦茶な節電を要請すると、今夏のピークを乗り切っても、来年も同じことをやるのはしんどいな〜となってしまう

http://twitter.com/t_ishin/status/85861678813691905

電力が足りないから原子力というロジックに乗ってはいけない。夏の数日のピークカットができれば、年間を通しての電力はあり余っている。産業での節電など全く要らない。太陽光発電は安定供給に使うのではい。ピークカットに使う。そして電力は足りているという状況下で、冷静に電力供給源を考えるべき

>産業での節電など全く要らない。
>産業での節電など全く要らない。
>産業での節電など全く要らない。


・・・ま、とりあえずこんなもんで。探せばまだまだあるだろうけども。


産業の節電はいらない、ピーク時にエアコンをオフにすればいいだけの話が「国家運営」の話になるの?へーーーー。


こんな無責任な人間を持ち上げて、大都市の首長にするまで囃したてたメディア、「論壇」の文化人知識人、そして最も大きな責任を有するのはずの有権者


あんたがた、こいつの妄言をどこまで信じるんだ?