「オピニオン・リーダー」たちの無責任 part27

大前研一も深刻さが分かってないのかもしれない。柔らかい言い方にしてるのはともかく。
原発反対“橋下ブラックアウト”で政治生命終わると大前研一│NEWSポストセブン

 ここから先、橋下市長が失速しないために私がアドバイスしたいことは、統治機構の変革と無関係の“余計な喧嘩”をしない、ということだ。余計な喧嘩とは、たとえば関西電力との喧嘩である。

問題は「余計な喧嘩」をすることが、橋下への大衆の支持をつなぎとめる道具になっていて、そのことを橋下自身もよく自覚していることですよ。


だから、これは「余計な喧嘩」ではなくて、彼にとってはむしろ本質的なものになっていて、今さら振り上げたこぶしを下ろすことができなくなってしまっている。


だから、多くの人が想像してるよりよほど事態は深刻なんだ。

国民が期待しているのは、関電に喧嘩を売る橋下市長ではなく、日本を変えてくれる希望の星としての橋下市長だということを忘れないでもらいたい。

というけど、無理ですよ。国民生活をここまでおもちゃにしてもてあそんでおいて、「日本を変えてくれる希望の星」とか絶対に無理だし、こういう表現を締めに使うのは分かるけど、「橋下に希望をかけられる」と読まれかねない点で確実に誤解される。


肝心なのは、こういうふざけた真似をする輩には、皆で一致して“No!”を言うことでそれ以外にない。右も左も、自民党民主党も関係がない。


橋下がやってるのは、まともな政治やまともな経済運営をやることの前提そのものを破壊しようとしてることで、あとのことは何も考えてないし、責任を取るつもりもないんだ、こいつは。政治的扇動者として、言ってることやってることが最悪と言うほかない。


だから、少なくとも政治的にはこういう奴を生かしておいては絶対にいけない。断固許してはいけない。そして、みんなもっと真面目にならなきゃいけない。大前研一はそこがまだ分かってないかもしれないね。


「ネット○○派」なんつって呑気に構えてられるような状況じゃなくなってきたんだよ。


追記
https://twitter.com/#!/t_ishin/status/200352644252975104

こういう技術論を国民コンセンサスに高めるには膨大な政治エネルギーが必要。それをやらずに論を言うのは言うだけの世界。民主主義は感情統治 RT @ikedanob: 「海洋投棄はけしからん」という感情論が多いが、1万mの日本海溝に沈める技術は確立しており、地層処分より安全。日本政府も

ほら、この人、「感情統治」つって実際にやってることは大衆におもねって悪乗りしてるだけなの、自分で言っちゃってるでしょう?このレベルの放言をずっとテレビでやってたわけで、Twitterで文字にしちゃうと無茶苦茶ぶりがあらわになってるわけ。


本来、政治家は感情と理性、理念と現実の間で挟まれないといけないし、それが政治だったり民主主義だったりすると思うんだけれども、この人はそれを真っ向から否定してる。何も分かってないんですよ、この人。受けを狙うことしか考えてない。菅直人よりひどいんだ。日本銀行でももうちょっと悩んでるわ。


だいたい、感情統治でいいんだったら、税金いらんから全部廃止してくれよw。


・・・つまり、大前研一が言うように「日本を変えてくれる希望の星」には絶対になりえないし、そうしちゃいけないってことだよ。