「オピニオン・リーダー」たちの無責任 part17
維新の会の家庭教育支援条例(案)なるものが話題。
特に言うことはありません。
ただ、ネットの反応は条例案に非常に批判的なものが多いようだけれど、リアルの大阪の人たちの少なからぬ人たちが「よう言うた!」「ほんまにそうや」と思っている可能性が気がかりで仕方がない。
だから。こんな連中をヨイショしている人間どもの気がしれない。持ち上げるんじゃないインテリバカども、とは言っておきたい。橋下・維新の会なぞ、理屈抜きで全否定するしかないんだよ。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120502/plt1205021601002-n1.htm
両方ともに仮想敵を作るのもうまい。小泉氏は抵抗勢力、橋下氏は公務員労組、学者や評論家をうまいこと敵に仕立てている。
組織のトップとしては、ともに「方針はトップダウンで、後は任せた」ということだろう。橋下氏は、まだまだ進化過程にある。どこまで大化けできるかどうか、これからが見物である。
いつも平常運転の高橋洋一。
高橋洋一だけじゃないよ。半端に橋下に期待する連中も同罪。どうすんの、橋下・維新の会のこのアホさを。
(追記)
https://twitter.com/#!/ShinyaMatsuura/status/197964520864485376
橋下大阪市長「発達障がいの主因を親の愛情欠如と位置付け愛情さえ注げば発達障がいを防ぐことができるというのは科学的ではないと思うという僕の考えを市議団長に伝えました。」。この人は指摘に対するレスポンスは速い。
これね。
→https://twitter.com/#!/t_ishin/status/197959342383828992
だけど、そんなところで感心しちゃダメだ。違う。
このヤクザの真似しかできない弁護士市長は、単に受けを見てるだけだ。科学的合理性がないからおかしいと言ってんじゃない。受けがあまりにも悪いから適当に理屈をひねって「ゆえに発達障がいの主因を親の愛情欠如と据えるのは科学的ではない」https://twitter.com/#!/t_ishin/status/197948822339596289 と言いだす。
しかも当該条例案の問題は単に「愛情を持って子育てしましょうという呼びかけとしては問題ない」https://twitter.com/#!/t_ishin/status/197943094438658049 という次元を明らかに超えてしまっていて、全部ダメなんだ、こんなものは。ダメなのは、発達障害の部分だけじゃないんだよ。
科学的合理性に基いて判断できるなら、原発再稼働をあそこまで煽ったりするはずがない。分かっているけど、反原発を煽ったほうが受けがいいからだということを示すいい証拠。少なくとも、この条例案ほどの総スカンは喰らってない。
繰り返しますよ。橋下徹の反応が割に早かったのは、科学的合理性に基いているからじゃなくて、受けが悪すぎたからにすぎませんよ。
レスポンスが早いという点で感心するべきじゃないんですよ、だから。レスポンスが早いことをもって逆にさらに批判しなければならないところだ。