安倍さんは人は良いのだろうけれども、親の七光りとコネの権化みたいになるのはそりゃそうだろうと思うわけで、そういう人でも当人が優秀で人格的にも立派で、しかるべき地位についているのであれば納得できる。そうではないから、そらダメだろう、いつまでこいつを担いでんだ、という話になるだろう。

 

無論、親の七光りもコネもない人が、優秀で人格的にも立派である保証はどこにもなく、むしろたいていの人は無能で品性下劣で、むやみに自己評価が高い愚物でしかない。こういう人たちのことを、私たちは「市民」とか「一般人」とか言っている。

 

ただ、親の七光りとコネの構造を誰にも批判できないのではないかというのは、今の皇后を見ていると完全にそれで、よくもまあ、こういう時代に践祚したものだと、私は本当に感心している。日本国民の統合の象徴かどうかは私は知らないが、確かに時代を象徴している。

 

私は皇室関連のニュースについてメディアの操作があまりにもひどすぎるので、このブログにも多少は書くことにしたが、メディアに対しては二十年も前からちゃんと手が打たれていたという話を私は聞いている。手を打ったのは誰という主語は避けておく。メディアの人間はそれを買収されているだけだとも知らず嬉々として話すのだから本当に愚かなものだ。

 

つまり安倍さんのああいう構造が容易に成立して誰も批判できなくなるのも、むべなるかな、と思うわけだ。

 

今上と皇后は、よく今のタイミングで即位したものだ。なんという皮肉だ、見事なものだ。