私が前から随分おかしいと思っているのは、秋篠宮家についての一連の報道についてだ。この1月ごろ、電車で雑誌の広告を見ていて、あまりにもおかしいと思わざるを得なかった。

 

というのも、雅子妃の話が表に出てきているように見えなかったからだ。

 

私は必ずしも皇室を追っかけているわけでもないし、熱心に支持しているわけでもない。だから、平らに見るしかないのだが、常識的に考えて「病気」とされていた雅子妃に本当に皇后が務まるのかという問題が大きくなるのが当然だろう、と思うのだが、現実は全くそうならず、秋篠宮家のお嬢様の話や内情の話などで全く持ち切りで、かつその結論は「だから秋篠宮家はダメ」ということになったのが、どう考えても不可解である。

 

公務が務まらない皇太子妃の代役を、いったい誰が務めていたのだろうか。

 

にもかかわらず、どうして践祚の直前の時期に、秋篠宮家に対するネガティブキャンペーンがあれだけ繰り広げられていたのか、私には全く理解できない。

 

では雅子妃はどういう人なのか、直接の面識が全くないから話に聞くしかないわけだが、非常に優秀だという話もあるし、そうではないという話も私は聞いている。

 

特に、外務省への入省の経緯と省内での評価は実際のところどうだったのか、きっちり検証されるべきだと思うが、もちろん今は無理にしても、後世、そういう検証が可能になるかどうか。

 

践祚の前後に、海外紙がEmpressについての記事を出してきたのも気になった。見出ししか見てないが、好意的な記事が多そうだった。知らないうちに、雅子妃が「病気」から復活したことになっていたりする。本当なのだろうか。あるいは、そんなに簡単なものなのだろうか。

 

私は、こういう状況は大変におかしい、変だと思っている。

 

今の皇后に直接の罪はないのかもしれないが、背後で疑われる人物としては一人しかいない。しかし、根拠も何もないのでこれ以上は書かない。また検証のしようもない。

 

結論としては、だからこういう王制の運用はよくないわ、ということに尽きる。あるいは、王制の悪いところしか見えてこない、と言ってもいい。