扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part81

テレ朝news|テレビ朝日

 野田総理大臣と自民党の安倍総裁は、テレビ朝日の番組に出演し、金融対策や自衛隊国防軍化などについて議論を戦わせました。

 野田総理大臣:「安倍さんのおっしゃっていることは極めて危険です。なぜなら、インフレで喜ぶのは誰かです。株を持っている人、土地を持っている人は良いですよ。一般の庶民には関係ありません。それは国民にとって大変、迷惑な話だと私は思います」

日本のような経済大国の首相がこういう認識でいいのかという議論は分からないでもないわけですよ。


ただし、日本人のインフレフォビアを考えた場合、野田さんは当然その辺のことをよく分かっていて、その上で覚悟を問うたものと解釈するのが自然です。


2%のインフレはいいけど、政治家たちにそれに耐えるだけの覚悟が本当にあるの?世論やメディアの反応を跳ね返すだけの気があるんでしょうね?


・・・まあ、自民党にだってそういう気はありませんよ。いざとなったら、「インフレを放置する日銀はけしからん」とか言い出しかねない。。。と思ってしまうわけでね。


その辺を無視して、野田さんのこの発言を批判する議論って何なのかと思いますわね。

追記
客観的な現象と価値判断がもうがっちり結びついてしか考えられない人って本当に多いんだなと思います。だから、そうかもしれないしこうかもしれないという考えができないんですよね。
参考。
https://twitter.com/equilibrista/status/272874219593949184

中銀の財務に起因する嫌な物価上昇を予想すれば、まず株式や不動産、外貨や商品に逃げざるを得ず、それができない者や遅れた者からの移転が起きる。もちろん嬉しくない。