黙っていられないこと part5

この文脈でリンクされるとbewaadさんも嫌がるだろうなぁと思いながら、久しぶりに読んだ記事をリンクします。「人権擁護法反対論批判 趣旨説明編」と題されているわけですが。
archives of bewaad institute@kasumigaseki(2005-03-29)

オールドリベラルを自認するwebmasterとしては、今回の法案には反対で、もっと言えば名誉毀損や侮辱にしてもまずは対抗言論をもってすべきであろうと考えているわけですが、多くの人権擁護法反対論はそうした抵抗感を乗り越えてあまりあるほど嫌いだから批判しているのです(チャーチルが、ヒトラーが地獄に攻め込んだら悪魔を褒めるといったことのようなものです)。

チャーチルの言葉については次のリンクがされています。
ウィンストン・チャーチル - Wikiquote

もしヒトラーが地獄に侵攻することになれば、私は下院において悪魔に多少なりとも好意的な発言をするようになるだろう。
"If Hitler invaded hell I would make at least a favourable reference to the devil, in the House of Commons"

bewaadさんの感情論に戻りまして。

最後に、反対派の中には、人権擁護法は現代の治安維持法人権委員会人権擁護委員は現代のゲシュタポ特高と称すべきものだとの言論が散見されますが、独断と偏見であると断った旨であえて申し上げます。

「反対論に見られる在日韓国・朝鮮人解同・部落出身者、創価学会に関する陰謀論の多くは、「我が闘争」におけるユダヤ陰謀論に極めてよく似ています。」

陰謀論の対象がマイノリティでないだけ、朝日新聞などの「軍クツ」論や行政不信論の方がよほど罪が軽いと言えるでしょう。

この辺りについては、法曹関係の先生がたの問題というよりも、ごく一般の人たちの意識の低さ、いい加減さということなのだと思います。そこまで法律家に期待するのは無理というものです。


ちなみに、橋下はもはやマイノリティや弱者に該当する人物とは言えないだろう、ということは付け加えておきます。