加計問題で愛媛県が出してきた新文書、というのを読んだが、やっぱりよく分からなかった。

何が分からないといって、なんで総理を筆頭に全員がウソをつき続ける必要があったのかが分からない。

いまだにウソを言い張っているが、もう全く理解できない。

加計問題にしろ、森友学園の問題にしろ、「つまらない問題だ」と言われればそうかもしれないが、にしてもそのつまらない問題で、ここまでウソを言い続けて、ことを面倒にする理由が分からないので、「つまらない問題だ、もっと重要な問題が他にあるだろう」というもっともらしい議論が成立しなくなってしまっている。

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この件で思い出すのは、原発事故のときの政府の対応で、あの時も民主党政権はウソつきだと随分と言われたのではなかったか。

個人的には、あれだけの緊急事態では「ウソも方便」ということがありうるとは思っている。危機対応の神様だった、今は亡きヘルムート・シュミットも事態の特殊性をよく認識して、日本政府はウソは大っぴらに言えないにしろ、みたいなことを言っていたように記憶している。

安倍さんの場合、原発事故とはあらゆる面で比較にならない話でこれだけウソを言い張っているわけで、正直言って常識的理解を超えると私は思う。

原発事故でのウソは許されないが、森友学園や加計の問題では「大した問題ではない」となるならば、それは理解を超える。分からない。