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finalvent@finalvent
僕は市民社会を形成する原理は、”Liberté, égalité, fraternité”の”fraternité”と考えてきたけど、そこの考えは変わった。これは、deviseではあるけど、原点・原理ではなく、むしろ、amourであり、これがla communautéをpartagerするのだろう。

これはその通りだろうと私も思うんだが、そもそも、日本には、愛を持つ人間なんてどこにいるんだろうか。

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小学校の頃、学校からの帰り道、同級生である近所に住む双子の姉妹と一緒になることがたびたびあった。

小学校では私はしばしばからかわれる役であったが、あるとき彼女らと下校するとき、

「あんたぁ、冷たいなー」

とからかってきたことを覚えている。

これは今でも使っている冗談で、先日、この双子の姉のほうにばったり会った。小学校の時と同じような態度で私に接してきたので、一緒に大笑いした。

中学校でも高校でもなく、小学校の記憶がある人間と笑いあえることほど、気持ちのいいことはない。

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他人のことなんぞ構ってられるか。まず自分が大事だ。自分が生きることが大事だ。他人に優しくすれば、そいつが付け上がってきてろくなことはない。それが延々続くと、最後は自分を殺す。そんなことで自分を殺してはいけない。まず自分だ。

私は常々そう思っているし、これを公言している。

口先では優しげなことを言いながら、実際はエゴイストの塊のような大多数の人たちに比べたら、正直でよほどましではないか。

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自分を愛するように、隣人を愛せと言う。つまり、他人を愛するには、まず自分を愛さないといけない。自分を愛するなら、自分を粗末に扱うことはできないはずだ。

愛とはなにか。そんな大きな問題を論ずることは私にはできないが、日本人は愛を知らないように見える。日本のどこに、愛を知る人がいるか。愛を実行する人がいるか。