若い日本人が、今の若者は生活が厳しいんだとか何とか言っているのを見ると、そのセリフをそのままイタリアの20代の若者たちに見せてやりたいと思う。本人の気持ちは分かるが、ふざけているとしか思えない。

これは若者以外でもたいてい同じだ。

本当にそれほど苦しいんだったら、闘え。

頭でできたイデオロギーなんていらない。本に書いてある「思想」なんて問題じゃない。問題は、本人の生活だ、生命だ、生存だ。目の前にある、具体的な現実こそ問題だ。すべてはそこから出発する。

そこには、生存がかかっているんだから、反抗しろ。抵抗しろ。

一人では無力なら、話ができる友人を頼れ。同じように考えている人は、周囲に必ずいる。

損得勘定の問題じゃない。生きるか死ぬかの問題だ。だったら同じことだ、生きろ。生きるために死ぬ気で行け。闘え。

目の前の現実を是認するな、鵜呑みにするな、仕方がないとあきらめるな。

闘わないのは、単に闘わなくても生存できるからだ。闘う必要がないからだ。問題だ問題だと口では言う割に、問題ではないからだ。だったら黙れ。うるさい。死んでしまえ。

そうではないというのであれば、闘え。

闘わないお前は、自業自得だ。共犯者だ。天は自ら助けぬ者なんぞ助けない。ピーピー言うな。

・・・と私は思う。ネットで言える文句があるのであれば、なんかやることあるだろう。損得勘定しかみない、根性なしが多すぎる。

ちなみに私は、自分の生活で闘っている。妻の人生がかかっている。自分の生存がかかっている。だから、黙らない。