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脱税レイヤー風呂屋さん
結婚式って、今や完全に上級国民限定のイベントと化したと思う
相手と挙式費用の問題は勿論として、一般的で幸せな式をあげるには「両親や家族の深い愛情」「今も連絡とってる学生時代からの友人」「立派な勤め先及びそこでの良好な人間関係」等が必要であり、コレ完全に上位30%ぐらいの特権でしょ

上位30%くらいでなにが「上級国民」だと思うんだけれども、それはともかくとして、ネットだとこの種のことを言い出す人が少なくないような印象を持っているんだが、結婚に関するこういう発想がそもそも間違っているし、雑誌や「結婚産業」の宣伝のイメージに乗りすぎではないかと思う。

あたかも、「幸せな結婚式」をやらないと、何か欠損のある結婚だという風に読めるが、それは絶対にそうではない、ということは、声を大にして言いたい。

私には一応奥さんがいるが、私たち二人とも、「両親や家族の深い愛情」はなく、「学生時代からの友人」は小学校の同級生やわずかな例外を除いてほぼ皆無であり、私には「立派な勤め先」や「良好な人間関係」なんぞないし、奥さんの仕事はきわめて厳しくて、生きるだけで精いっぱいだ。そもそも、結婚するに際してカネの問題はほとんど何も考えなかったので、結婚してから問題解決・環境整備していった。

結婚式は一応、家族だけが集まってやりはしたものの、私たち二人ともかなりしぶしぶであり、披露宴なんぞというバカらしいものどころか、食事会すらやらずに、結婚式が終わったらとっとと切り上げて二人で家に帰り、近所のすし屋の出前と、せめてこれくらいと買ってきた飛び切り上等の日本酒で宴をやった。

結婚式の集合写真のようなものはあるが、何も知らない神父さんだけが上機嫌の、まったく黒歴史の証拠であって、金輪際見たくもない写真だ。

それで私たちは不幸せかというと、そんなことは決してない。

私たちはお互いに子供の時から知っている古い友人だ。たまたま再会したから結婚したが、もし結婚してなかったら、どっちも今頃発狂しているか死んでるはずなので、はっきり言って文字通り命がけ、生存がかかっているのであり、「両親や家族の深い愛情」「今も連絡を取っている学生時代からの友人」「立派な勤め先及びそこでの良好な人間関係」云々なんぞ、バカバカしくて話にならない。私たちにとっては、そんなものはどうでもいいもので、屁のツッパリにもならない。

むしろ、この種の条件を列挙するということは、それがないと幸せな結婚(式)ができない、結婚できないから不幸だと思い込んでいるようであり、それは私には人生をなめているとしか思えず、人をバカにし腐っていると思う。

逆に言えば、そういうものが揃わないと結婚できないと考える必要は一切ない。そんなものは、幸せな結婚や幸せな人生の保証には全くならない。そのことに早く気が付いたほうがいい。

当人同士がいいと思うんだったら、つべこべ言わずに一緒になれと、ネットでこのtweetのような意見を見たときに、私はいつも思う。そういう覚悟がないんだったら、結婚なんてしないほうがいい。

もっとも今はこう言っている自分も、いかなる人生の変転があるやもしれず、いつまで奥さんと一緒にいられるか分からないが、それが人生というものであって(先が読める人生なんて人生じゃない)、一緒にいられる限り楽しく生きようと思っている。