ネット○○派 part445 ニセ科学批判とリフレ派と政治性

次のような tweet を見た。

https://twitter.com/masaru_sakuma/status/852353411290877952

マサルのささやき‏

ニセ科学を叩く科学者や数学者がリフレ支持なので、
「中立」も「科学」も、
政治スローガンに使われたらおしまいなんだという気はする。

「ネット○○派」シリーズも400を超えているので、今すぐ検索できないところだが、以前、

疑似科学批判は本来は左派が行うべきもの

という話をしたと思う。その理由は合理主義精神を徹底させようというところから来ているのだが、ニセ科学批判はどうかという話をしたら、理解を得られなかったように記憶している。

ただ、ニセ科学批判とリフレ派が最初からつるんでいたことはしばしば指摘してきたところで、特に株式会社シノドスで同じ穴の貉になってしまっていることは何度も触れた。

菊池誠が、自分の政治性に無頓着なのか意図してなのかははっきりしないが、かなり歪んだ議論をしているのは、これまでも述べてきたところであって、それで「ロジカル・シンキング」や「科学教育」の重要性、ニセ科学の問題点の指摘などをされても困る。そして問題は菊池誠だけではなかった。

「科学」とか「論理」といったときに、なにか価値中立なものであるかのように感じられるが、実際のところは全然そうではないということを、改めて指摘しておきたい。

(追記)
菊池誠のこんなtweetをみたんだが。 
https://twitter.com/kikumaco/status/852740537853517826

菊池誠
今は事実上、経済政策を取るか反自民を取るかの二択にされてしまっていて、松尾匡さんが繰り返し警告している通り、多くの有権者にとっては「経済」が最優先事項なんだよね。野党の経済政策が信頼できるようになって初めて、自民か反自民かという選択肢が現れる

菊池先生、学者なんだから、その自民党の「経済政策」を批判的に検討して見よう、という気はないんだろうか。

で、これをRTしているのが山本一郎という。。。
左右で相殺できない問題 - 今日の雑談