扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part128 「狂気の集団」と化したリフレ派とこれに支持を与えてきた人たち

さすがにこれは看過できない。
Economics Lovers Live ReF 増税をすすめて日本経済を破綻の危機に陥れる代表的人物:財務事務次官 木下康司
消費税上げをすすめる財務事務次官の写真を加工して、「指名手配書」をまわしているわけです、要するに。

いま、田中先生の Twitter を見るとこんなことを書いている。
https://twitter.com/hidetomitanaka/status/381448341621456897

繰り返すが、いまの日本で最も有効なのは木下康司財務省事務次官を批判すること。それが最も効果的。個人攻撃どんどんいこう! http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20130920#p1 … 「論」とかの批判もRTしまくるぞw

https://twitter.com/hidetomitanaka/status/381449130976899074

さて木下康司個人攻撃もバリバリやって、消費税増税がどんだけいまの不況下の日本に悪いかもいつもどおりにバリバリにやるぞw

なんで財務事務次官をネット経由で「個人攻撃」したら消費税上げが避けられるのか、ちゃんと説明してほしいんですが、多分そんな理屈はないでしょう。

しかもこれは読みようによっては、というかネットには変なのが五万といるので余計にそうだと思うんですが、真に受ける奴はいくらでもいると思う。非常に危ない。

はっきり言ってしまえば、単なる「個人攻撃」じゃなくて、暴力に訴えるための扇動教唆を意図していると解釈して何か問題があるのか、正直言ってよく分からない。しかも普段高橋是清がどうの言ってる経済史学者がテロルの扇動をやってるんだから、皮肉なものだというも愚かと。私も散々やってきたので人のことは言えないのは重々承知のうえだけれども、さすがに「名誉棄損」レベルの扱いで済ませられるレベルはとうに越えてしまっている。

まあ例によって上念司とか見ちゃうとこう。今日も元気に平常運転なんですね。よくこんな人を国会に呼んで講釈させたよね。
https://twitter.com/smith796000

さらに、「木下康司」で Twitter 検索するとたとえば次のような Tweet が見受けられます。
https://twitter.com/search?q=%E6%9C%A8%E4%B8%8B%E5%BA%B7%E5%8F%B8&src=tyah
https://twitter.com/haru_bo/status/381435566589362176

財務省の木下康司ってやつをつぶせば、消費税増税は先送りだってよ。

木下康司
木下康司
木下康司
木下康司
木下康司
木下康司
木下康司を宜しくお願いします。

実際「手配書」を作った奴までいるらしくて、このように出回ってしまっている。
https://twitter.com/SweetPiau2/status/381407316983037952/photo/1
あるいは「木下康司を討て」。
https://twitter.com/usagi29umai/status/381432906297511937

消費税増税断固反対!!財務省増税派 木下康司を討て!! 皆さんも、消費税増税反対の声を自民税制調査会メンバーへ届けてください! まだ増税は決まっていません!!ご協力お願いします。http://bit.ly/1aSIlCC pic.twitter.com/6fhLjMssyy

https://twitter.com/nihonjintamasii/status/381382714852515840

消費税増税断固阻止!【財務省売国官僚がいます】
財務省は、マスコミに圧力をかけ「消費税増税」を煽っています。IMFにも財務省の意向を発現させています。財務次官の木下康司は、国際局長時代、東京都港区のKKRの土地を政令に違反し、中国政府への土地売却を推進しました。新潟も同様です。

・・・キリがないからこの辺で。まだまだ増えるでしょう。しかも、事務次官に関する項目を Wikipedia に立てて編集合戦までやってるの?(呆)。

この人たちは、明らかに理性のコントロールが効かなくなっていて、その意味で、もう立派に狂気。「狂気の集団」という以外にうまい言葉が、今ちょっと思い当たらない。

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私が問題だと思うのは、、、もちろんこの「狂気の集団」そのものも問題なわけだけれども、、、これに支持を与えてきた人たちです。

ネットリフレ派に支持を与えてきた人たちには、えてしてインテリや高学歴の「知的」な、信頼性のありそうな人たちが少なくなかった。そもリフレ派でも飯田泰之先生は「リフレ派の良心」と呼ばれ、あるいは「岩田規久男日本銀行総裁・高橋洋一・田中秀臣副総裁案」などというおべんちゃらを言う矢野浩一先生だってまともそうに見えていたわけです。名前をいちいち挙げないけれど、ネットでそこそこ名前が知られた人でリフレ派を公言・支持してきた人は決して少なくなかった。

さらに、シノドスのような「知的」を売りにしているところがリフレ派の牙城になることで、「リフレ=知的・良心的云々」と言ったイメージを与えてきたわけで。

知的そう・良心的そう・誠実そうな印象をリフレ派に与え続けることによって、ネットリフレ派が支持・拡大したという側面は確実にある。まともな人に限ってうっかり引っかかっていた光景を見てきたし、私だって最初はリフレ派の言うことをもう少しちゃんと聞く気は持っていた、持たざるを得なかった。

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このブログでは、ネットリフレ派を一貫して批判しています。リフレ論そのものの是非はともかくとして(専門家の議論に任せるとして)、ネット上の徒党としての有り様を問題視してきたわけです。

もっとも、ネットリフレ派がここまで狂気の集団に化するとは以前は想像していませんでした。もうちょっとまともな人たちだと思った。だから、ブログの記事にし始めるまでかなり慎重になっていることは、過去ログを読んでもらえば分かります。

つまり「ネットリフレ派はおかしい」と言うにあたって、相当の慎重さが最初は必要だったんです。決して知性的でないとは言えない、バカではないはずの人たちが、リフレ派に信用を与えてきたんですから。

その上で、ネットリフレ派にこれまで支持を与えてきた人たち、関わってきた人たち、大学の先生、シノドスなどの「知的」グループ、ネット上の「知的」な人たちなどなど、どういう申し開きをするのか、ぜひ伺ってみたいと思います。あなた方が支持してきたのは、実は単なる「狂気の集団」だったということが事ここに至ってはっきりしてるのに、まだこの人たちを黙認、あるいは支持するのか。あるいは、おかしな人たちとかかわったことを多少反省する気はないのか、ぜひ伺いたいですね。

狂気の集団に、シレっとした顔で「知的」な装いで手を貸し続けてきたことに対して、自ら責めるところは一切ないと、あなた方は本当に言い切れるんですか?恥ずるところは一切ないと、あなた方は本気で信じていられるんですか?