扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part125

べんきょうしてみた14 - hahnela03の日記
ニュースはそこらに転がってますからいちいちリンクしませんが、例えばドイツにおける再生可能エネルギーの現状など、政府が支えないとどうにもならない構造になっているうえ、負担に耐え切れなくなってたびたび問題になっています。貧困家庭における電気代の高騰も大きな問題になっておりました。

ちなみに、ドイツの政府債務残高は対GDPで80%程度、リーマンショック前までは60%前後でした。それでも日本よりはるかに財政の健全性を保っているのに、再生可能エネルギーの問題では非常に難しいかじ取りを迫られています。

まして、日本の財政状況でこれから再生可能エネルギーを大々的に政府が支援しましょうという話がいかに困難を極めるか、というのは容易に想像しうるところであって、リフレ派がこの種の投資話で話を済ませたことにしたいなら、「いい加減にしろ、嘘をつけ」と言いたくなりますね。

ようは自分が小銭を稼ぎたいだけなんでしょ、と。

ネットリフレ派の連中に言ってやりたいのですが、自分の外貨預金や塩漬け株をどうにかしたいがためにリフレ論にのっかるとか、原発はアレだから再生可能エネルギーの投資話でここはひとつ、ということならば、自分の利益のためのポジショントークをやっているにすぎないんで、

「いちいち日本経済がどうのこうの言うな」「自殺者がどうの言うな」

と、つまり大きな主語を使って正義を語るなと言ってやりたいところであります。「俺の資産を増やしたいのでここはひとつ」と正直に言いなさい、と。

一応、その種の投資とは無縁で、リフレ派の言説にただ煽られて「これが正しい」と信じ込んでそのまま徒党の一員になってるようなタイプの人も私は知っています。もっとも、この手の人で「バスに乗り遅れるな」と株に手を出したのが5月の暴落前だった、みたいな悲しいエピソードも知っています。

自分の小銭稼ぎのために、「日本経済」といった大きな主語を持ち出してポジショントークをしてきた、またしていることの罪深さというものを、よくよく感じてもらいたいわけですが。ま、分かってるんだったら、リフレ派はこんなことになってやしないだろうね。