黙っていられないこと part31

今頃になってこれを読んだんですけど。
政治は政治家だけがするのではない!「復興予算の流用問題」をスクープしたフリーランス記者・福場ひとみ氏はどうやって「泥棒シロアリ役人の悪行」を見抜いたか(長谷川 幸洋) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
ちょっと引っかかったのがこれ。

 私はかつてシンクタンクの「構想日本」で働いた経験があり、特別会計のことは少し知っていました。それで知人の桜内文城参院議員(現・日本維新の会。当時はみんなの党)に連絡して「この予算の使途は本当に正しいのでしょうか」と半信半疑で聞いてみました。すると、桜内さんはすでに各目明細書を知っていて「あのとおりだよ。国会議員なんて、だれも読んでないんだから」と言われた。それで記事にしようかと思って、本格的に取材を始めたんです。

構想日本」ってこれ。
構想日本 - Wikipedia
構想日本
行政刷新会議・事務局長 加藤秀樹氏の「事業仕分け」とは WEDGE Infinity(ウェッジ)

政権交代でガラッと変わる予算編成。国家戦略室と並んで中核的な役割を担うことになるのが行政刷新会議です。


 その行刷会議の事務局長に、非営利の政策シンクタンク構想日本」の加藤秀樹代表が就任しました。行政のムダとりを実質的に指揮し、今年度中に4兆円の財源を捻出することを目標としています。加藤氏が、ムダとりの手法として提唱、実践してきたのが、「事業仕分け」です。

そりゃああいう記事になるわけですよ。


で、ゲンダイの記事にすぐさまwhat_a_dudeさんが反応したと。
http://d.hatena.ne.jp/what_a_dude/20120815/p1


いや、民主党政権の「事業仕分け」のちゃんとした評価はしらないけれど、まあ、単なるパフォーマンス要素見世物要素が相当強くて、それで終わってしまった感はありますけれどもね。


で、あれに懲りたのかと思ったら、やっぱりまだ懲りてないわけですよ。

追記
公平を期すために田中秀明先生の記事もリンクしておく。
被災地以外にも使われる震災復興予算その本質的な原因と対策を問う――明治大学公共政策大学院教授 田中秀明 | DOL特別レポート | ダイヤモンド・オンライン
確かに一般論として日本の予算決定の仕組みに問題があるんだとか、そういう議論はあるんだろうと思います。


でもあたし思うんですがね。増税のためにはそれなりの景況にしておきたかったはずで、じゃあ財政政策も使わないでどうすんのと単純に思うんですけど違うんですか。あれだけの震災の後で、そこで「節約」を議論してどうすんのと。


リフレ派の人には、なんか増税は利権とセットだつってまたもや吹きあがっている陰謀論者がいるし。どうにもなりませんなぁ。