黙っていられないこと part10
玉井先生がRTしておられたTweetに、
「橋下氏が記事を読んで感じたであろう「恐怖」と「怒り」を想像できない人間は、人の心がわからないのだろう。」
とあったことはもう触れました。そして、別に橋下は怒ってもいないし恐怖も感じてないだろうということも書きました。もっとも新聞記事を読む限りでは、いつもの調子で発狂してるだけだということは容易に想像できます。
しかし、当たり前のことですが、公人だろうが有名人だろうが、基本的人権は守られなければなりません。当然のことです。
ただ、私は次のことをちょっとだけ言いたいと思います。
差別や人権侵害の問題に関して、社会的に弱い立場の人々は想像を絶する数の人たちがいると思います。
一体だれが、彼らの「怒り」や「恐怖」を想像してくれたんでしょうか。そういう「人の心」を理解して味方してくれる人がどれだけいたんでしょうか。日本の社会は、日本人は、それほど意識の高い社会と言えるでしょうか。
今、したり顔で「差別はいけない」と言っている人たちの普段はどうだったんでしょうか。(朝日系の偽善の問題については、脇に置いておきます)
他方で、「俺の人権は守られるべきだがお前は知らん」「彼の人権は守られるべきだが、その他の人についてはよく知らない」ということがあってもなりません。これもまた当然のことであります。
と書きました。
私は、この点を少しだけ問うてみたいし、考えてみたいと思います。そしてもしできれば、この拙い私の「黙っていられないこと」を読んで下さった方が、少し引いて考えてくれたらいいな、と希望しています。