扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part56

扇動のための不当表示としての「リフレ派」 part55 - 今日の雑談
https://twitter.com/HALTANHALTAN/status/224697844890730497

↓だから既に「群れる」「信じる」etcが目的になってて、それ以上でも以下でもないという事でしょう。私はもう関わりたくないですがね。

実際そういうことなんで、まあ、まともに相手するような人たちじゃないですね。


「なんでも陰謀論」の人のブログを見ていて、こういう記事が紹介されていたんですが。
2006-10-14
ブログと論壇誌メモ - finalventの日記

日本のブログで論壇的に興味深いものとして、経済に対する見方の特定集団である通称のリフレ派・インタゲ派の存在に注目しています。これらの知的な水準は従来の論壇以上であり、また論壇的な人も加わっているのでが、(以下略)

2006年の記事で、まあ、知的水準だけは高かったかもしれないけれど。。。


これはあるリフレ派の人の2005年の記事ですね。
2005-03-22 - svnseeds’ ghoti!

リフレ政策に対する良くある低レベルな反論のひとつに、「それがまともな政策だったら何故いつまでたっても実行されないのか?」というものがある。要するにいつまでも実行されない政策はまともじゃないと言いたいらしい。ふーん。


これが低レベルな言説なのはもちろん、まともな政策であっても全く実行されないことがあり得るという可能性を考えてないからであり、またある政策がまともかどうかをその政策の実現可能性で判断しているからでもある。そういった長いものに巻かれたい連中が多いと、お見合いが続いてまともな政策も結局は「実現可能性が薄い」から「政治的に困難」って話になってしまう。そういうのを政治が好きすぎると言うのだ。馬鹿馬鹿しい。

気持ちはわかるけど、実現可能性が薄いという現実は変わらないわけで、だから次善を選ぶしかないというのは、ごく普通にある話。


もちろん、まともな政策かどうかと実現可能性がどの程度あるかが、必ずしもリンクしないというのは分かりますけどね。


まあここでも、「まともな政策」なのは分かったからあんたが責任持ってやってくれ、と言いたくなりますわな。

そしてリフレ政策について言えば、こんなことになってしまっているのはかなりの部分、社会主義/マル経の呪いのせいだし、

2005年ごろならこういうことでもよかったのかもしれないが、2012年にリフレ派はどうなっているかというと、極右とつるんで自爆してしまっているわけです。

とか書いたら「『俺たちは正しい、後はみんなバカだ』と言っているに等しくて小児病的」とか言われるんだろうなあ。わはは。よくわかってないのに適当なこと書き散らかしてなんか言ったつもりになってる連中をちゃんとバカだと言える日がくるといいなあ。

知的水準は高い」かもしれないし、バカにバカと言ってやるのもかまわないけど、でもそれでリフレ政策は実現するわけではないんですよね。


「『俺たちは正しい、後はみんなバカだ』と言っているに等しくて小児病的」・・・2012年のリフレ派はまさにそうなってんだよなぁ。。。


コメント欄も絶好調だな、これは。

svnseeds
2005/03/29 05:50
確かに日銀の独立性とか総裁の脳みその話ではあるんですけど、その日銀って組織は選挙を経ないで成立しているナゾな組織じゃないですか。
例えば審議委員のレベルにしてもハァ?って人が大杉で、これを放置してる現状ってのは、専門家と称される人々やマスコミにも問題がありますけど、究極のところ有権者の意識レベルに非があると言わざるを得ないのではないかと思っている訳です。まあ悪いことも良いことも全部有権者のせいなわけですけど。orz

まあ、なんか変な認識だなぁと思うんだけど、やっぱりそもそもから「小児病的」だったんだなぁと。そういう感想以外持ちえませんね。


いずれにせよ、そこまで言うなら責任もってあんたがや (以下略


というか、その審議委員の席をリフレ派の先生が蹴っ飛ばすわけですが。


ところでね。。。
svnseeds [経済/金融][本]リフレ雑感 - finalventの日記

 私などは、まさに、その馬鹿馬鹿しいの最右翼である。政策は実現可能性で判断する。少しでも、半歩でも、1/4歩でも現実を変えたいからだ。
 ただ、「そういうのを政治が好きすぎる」は内心では異論がある。政治などそんなものだと思っているのだ。というかそれが政治だ。好きなのではなく、現実的な可能性以上の関心を政治領域において私は持たない。

こう書いていた人が、いまやリフレ派にどっぷりなんだから。いやはや。

追記
https://twitter.com/sunafukin99/status/224681323418234880

最大の問題は、リフレ派やリフレ政策を支持する人たちが揃って高学歴高所得のエリートやインテリで、いわゆるB層をほとんどと言っていいほど捕捉していないところ。この壁は分厚いよ。

B層どころか、「高学歴高所得のエリートやインテリ」のどの程度までリフレ派なのか知りませんけど、リフレに理解がない人たちをすぐバカバカ言ってたら、そりゃあ支持は得られないんじゃないですか。


それにあえて言えば、限られた「エリートやインテリ」の理解さえ広まっていれば、もっと言えば専門家の多数さえとっておけばよかったわけですよ。B層なんて無視して。


・・・ま、しかしこのTweetで表わされているような素人の政局遊び、半端な政治家気分がリフレ派の現状を生んでしまったというのだけは間違いないですね。これで自分は問題ないと信じてるんだから信じられないよ、ホント。


追記2)
machineryの日々 財政政策という実務

まあ、マクロ経済学を専門とされる飯田先生にとっては「財政政策の影響関係が建設土木業界の中で閉じちゃってる」ことは不思議なことかもしれませんが、財政政策って公共事業のことじゃないんですよ。

・・・orz

1 一部のリフレ派と呼ばれる方々のお一人が、「一時的な財政政策と恒久的な財政政策の違い」について説明されていましたが、この先生が認めている「恒久的な財政政策」の例が、スティグリッツのいう政府通貨発行策とバーナンキのいう期国債買いオペの増額だそうでして、浅学な私にはどちらも「金融政策」ではないかと思われるところでして、まあ、経済学のご専門の先生のいうことが「正しい」に違いありませんから、私が間違っているのでしょう。とはいっても、実務屋からすればそこで調達した財源をどう使うのかが「財政政策」でして、やっぱり「財政政策という政府による財政支出の使い道には無頓着かつ陰謀論な方」という印象はぬぐえませんね。

明らかにその辺、ごまかしてるんですよ、あの人たち。弱いモノの味方だみたいなインテリ・エリートの「弱者への目線」も否定したくないから、それで余計にね。


何度も書きますけど、大きな政府や小さな政府の路線争いは好きにやってらっしゃればよろしいわけです。そこは議論すればいい。でも、そういう政治的立場の違いを糊塗して、なんか客観的科学的かつまともな見解だみたいな偽装をするなと。。。