不当表示としての「リフレ派」 part2

着々とってことか。高橋洋一も懲りずによくやるな。橋下徹によれば、
https://twitter.com/#!/t_ishin/status/190579475472322562

間違った判断をした場合に、誰がどのように責任を負うのか。そして専門家の判断を是正する仕組みはどうあるべきか。これを考えるのが統治だ。日銀の独立性は重要だが、それはレベルの問題だ。今の日銀は独立性が強すぎる。独立性が強くなりすぎると政治責任が弱くなり過ぎる。

今の日銀は独立性が強すぎるんだそうな。


もう「リフレ派」とか「リフレ」の問題じゃなくなってるということじゃないですか。もっといえば、「リフレ派は実はネオリベだ」というのも、もうどうでもいい話。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120413-OYT1T01065.htm?from=tw

大阪市橋下徹市長は13日、政府が関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼働が必要と判断したことを受け、「民主党には任せておけない。次の総選挙で(政権を)代わってもらわざるをえない」と市役所で記者団に語り、民主党政権への対決姿勢を鮮明にした。


 橋下市長は「(原発の)安全性について専門家の意見を聞くという手順を抜かした民主党の統治のあり方は危険だ」と批判したうえで、「あとは国民が民主党政権を倒すしかない。維新政治塾のメンバーに(国政に)行ってもらいたい。僕一人でも民主党の反対運動をやる」と強調した。

そもそも、浜岡原発に対する停止「要請」は「専門家の意見を聞くという手順を抜かした」はずなのにそれは無視かという点はよく指摘されているけれども、問題はそういう理屈ではなくて「民主党政権を打倒する」という点にあると。


もちろん、個人が民主党政権打倒を目指すも目指さないも自由なのでお好きになさればいいわけだけれども、有権者として黙ってていいんですか、みなさん?とここは声を大にして言いたい。リフレ派だけじゃないですよ。みんな。
ネット○○派 part395 - 今日の雑談

で、問題は、マスメディアにもネットにも「真実」なんてないんだから、そこで誠実に語るしかないんじゃないですか、真面目になるしかないんじゃないの、ということなんだけど、どうもそういうことになりそうもないらしい。

真面目になって考えた時、橋下徹・維新の会やみんなの党みたいなので本当にいいのか。真面目になれば、答えはおのずから出てくる。


既成政党のみなさんも、ここは真面目に考えてもらいたい。誠実になってもらいたい。

追記
高橋洋一が、物を書くときは相当に受けを狙って、嘘とか無茶とか非現実的なネタとあと多少はホントのことも混ぜて書いているんだろうと思うんだけれども、よく分からないのは仮にも地方自治体の首長とか国会議員レベルに同じ説明をやっているのかどうかというところで、橋下さんを見ていると、たぶん相当似通ったことは言ってそうではありますね。


もし、そういうことならば、
ネット○○派 part393 - 今日の雑談

高橋洋一をいまだに信用している人は誰かってのがあって。

http://d.hatena.ne.jp/what_a_dude/20120215/p1

高橋先生の言うことなんか俺はもう一言半句も信じちゃいませんけどね。まぁ信じている人がいるのが信じられないですけど。

ということでよろしいんだと思う。少なくとも正しい部分、もっともな部分の程度に関しては武田邦彦クラスと同じじゃないか。


そうではなくて、個別に直にレクチャーするときはもっとなんかあるのかもしれない。もしそれでも、橋下徹に「日本銀行の独立性は高すぎる」という理解をさせているなら相当問題だと思う。


どちらにしても、どうしようもないネタを撒き散らしてんのは、この元窃盗犯のオヤジじゃないのか、と思うんだが。であるならば、真面目に考えたら、この人はダメだときちんと言っておく、言い続けることが大事なんじゃないのか。