ネット○○派 part391

いや、ちょっと待って。
http://anond.hatelabo.jp/20120407202840
これ、ネタでしょう?ネタというのは、この増田がリフレ派の本音を茶化して見たという意味でネタ。「切れば血の出るリアル・ポリティクス」をやってるつもりの人たちへの皮肉としての「ROM専だけど」。だから、
http://b.hatena.ne.jp/entry?mode=more&url=http%3A%2F%2Fanond.hatelabo.jp%2F20120407202840
まあ、あんまり過大に受け取るのもどうかと思うよ、これを。ネタとして一面を突っついてるだけなんだから。


たださ。
http://b.hatena.ne.jp/dongfang99/20120409#bookmark-88738917

dongfang99 どうでもいい話だけど、田中先生が橋下市長の応援団に回っているのはさすがにびっくりした。あのあたりの人たちの政治感覚をどう理解していいのか今だによくわからない。

よーするに、田中先生にしろ高橋洋一にしろ、もともとネオリベに近い筋の人たちなんだから、橋下徹のようなのとひっつくことは実に自然なことで、一貫していると見た方がいいんじゃないですか。彼や維新の会がやろうとしていることや方向性は、
http://anond.hatelabo.jp/20110304011450

竹中、中川(秀)、高橋の3氏が代表的だけど、小泉構造改革エヴァンジェリストであり、かつ、リフレ派。最初のうちは整合性がないことが明らかで、だから例えば高橋氏は「暗黒卿」と呼ばれてたわけだけど(もちろん褒め言葉じゃなかったよ、念のため)、亀の甲より年の功、時間が経つうちに、うまいこと整合的な理屈をひねり出した。


「反官僚」


というやつ。日銀という官僚組織をぶち壊さないとリフレは実現できない、と。「反官僚」が膠となって、リフレ+構造改革というキメラには、血が通い始めた。


このキメラに染まって、「改革なくして成長なし」に反対してたというオリジンから「進化」しちゃったリフレ派がまずいる。たとえば田中氏。もともと岩田(規)氏みたいに、ミクロ的には政府介入大反対という素地があって、この「進化」はハードルが低かった。

こういう方向とよく符合してる。しかも日本のリフレ派においては、この「反官僚」と「小さな政府志向」とが、どう見てもごっちゃにされている、あるいは都合よく使われることで自己正当化が図られてるようにしか見えない。


リフレ右派左派がいるのはいいとして、小さな政府志向なのもいいとして、いくらなんでも橋下徹・維新の会やホラ・デマカセ・インチキしか書かない高橋洋一みたいのが、「小さな政府志向のリフレ右派」として「ソーシャル系リフレーション論者」(「知的」で「誠実」な「りふれは」: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳))と一緒になれるはずがないし、そもそも他国の右傾向のリフレ支持の経済学者でも橋下徹高橋洋一やあの手合いをどこまで支持するか、ちょっと見てみたいと思う。多分誰も支持しないんじゃないのか。


「リフレ派」という名前で、その内実がもうグチャグチャになっているので、だからdongfang99さんみたいなコメントにつながるんじゃないか、と思った。「リフレ派」の名目でその実態って、大きな政府はもちろん、小さな政府志向ですらなく、もっと別の何かなんじゃないの。