ネット○○派 part361 テンプレ思考

○○反対運動なんかだと、法律論抜きで不安を煽られて乗っかってる人が少なくないので、こちらは常識で考えて物を読みますでしょう?


で、そういう不安に煽られて○○反対運動をやっている人たちに、こうですよと語るとするとしても、まあ、限界があるわけです。


面白いのは、ネット右翼も同じだけれども、彼らはその反対運動の中で広まっているテンプレを信じていて、その想定問答をそのまま語るので、ではそのテンプレの中身を点検して、それぞれに別の見方を提示してやればよいので、簡単と言えば簡単だったり。


ただ、人権擁護法案反対運動でもなんでもそうだったけど、最終的には「国民の良識が大事ですね」とか「民主的なコントロールが重要です」ということになると、「じゃ、危険性がないという100%の保証はないんじゃないか」みたいなことになっちゃう。


100%の安全保証なんてできるわけがないのは当たり前なんだけれども、不安に煽られてるとそういうわけにはいかない、、、このへんは、反原発脱原発論者の煽られ方に非常によく似ているかもしれない。


で、そっから先はどうするかというと、少なくともネット上の議論だともう放置する以外に手がない。感情の問題で理屈の問題じゃないから、言葉を尽くしても仕方がない。何を信じようが個人の自由。

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ニセ科学批判なんかの場合、ネット右翼とか○○反対運動と違って、それなりの理論武装しているし、それができる程度のインテリ知識人のあつまりではあるから、感情の問題というより、もっと理屈の問題だったりする。


で、こちらはあくまで常識で考えておかしいとかどうも納得いかないということを言うんだけれども、面白いのは、、、


、、、面白いのは、ニセ科学批判も相当程度テンプレだった。テンプレそのままを返してくるんだけれども、厄介なのは、○○反対運動のテンプレと違って、やっぱりちょっと込み入っているわけだ。


だから、このブログでずっと書いているのもほぼテンプレの中身がおかしいということを書いています。単純な善悪二元論は取らないという話や、優先順位問題なんかは、もろにテンプレです。


ホメオパシー叩きもほぼテンプレを信じているだけで、たいして疑問に思われてない。


で、僕が無駄議論だと言っているのは、この自己正当化のテンプレを作るために、くだらない議論をやってるばっかりだからで、ほとんど議論になってないんだ、あれは。


いや、この人たち、懐疑主義を云々するような人たちのはずなんだが。

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ネット右翼にしても○○反対運動にしても、ニセ科学批判にしてもリフレ派にしても、おそらく他のネット○○派でもそうだと思うんだけども、結局、ネットだとある党派の意見を宣伝するためにテンプレを作ってしまう。


テンプレや、一種の想定問答をばらまくのがネットの運動のパターンで、ネット○○派の人たちはこのテンプレをまるっきり信じてしまってる嫌いがあってね。


だから、ネット右翼なんか非常に特徴的だけど、あの人たちはいちいち質問をねちっこくやって誘導尋問をやって、テンプレ通りの想定問答を強制しますでしょう?


で、ニセ科学批判なんかも基本的には同じことをやってくるわけで、菊池先生が「漢方鍼はいい」とか言うと、普通にコメント欄に賛成するバカたれが出てきたりする。テンプレを提供されて喜んでるだけだってのが分かってないし、その後に展開されたなんちゃって議論無駄議論は、所詮テンプレ作成のための自己正当化の議論で議論になってないということすら分からない。


ようするにインテリ知識人が多いかどうかの差だけで、やってることが変わんないんだ。


これで、ネット右翼のことをバカにできるインテリや知識人のネット住民がどれだけいるのかと。